社員インタビュー

明治ホールディングス(株)
IR広報部 CSRグループ
江守 章子

CSRの活動を推進する上で、会社の原動力である社員への社内浸透に欠かせないのがCSR報告書。
毎年発行しているCSR報告書を制作担当していくうえでの苦労や裏話を聞きました。

Q.明治グループのCSRを発信するにあたり、主にどのような点を重視していますか?

A.明治グループでは、CSRマネジメントのフレームワークを6つのステークホルダー(お客さま、従業員、取引先、株主・投資家、地球環境、社会)とガバナンスとしています。ステークホルダーとのコミュニケーションを通じて、私たちの活動が社会にとってどのような意味や価値、責務を果たしているのか、お客さまをはじめとするより多くの方々に、もっと明治グループを知ってほしいと感じています。 そして、その役割を担っている従業員一人一人が、各自の仕事、その先にあるステークホルダーとの繋がりを感じ取れるようになればと思っています。

Q.具体的に言うと?

A.例えば、(株)明治で実施している食育活動は「良い活動ですね!」と言った言葉を社内からいただく事があります。「良い活動」であることは間違いないのですが、もう一歩踏み込んで広い視野で捉えると、食育活動は、子どもの食べる力、生きる力を養うことであり、つまり次世代の育成という社会的な価値につながっています。食品企業として、食の大切さや楽しさを伝えていくとともに、企業の社会的な責任として、子どもたちの未来につながる活動に取り組んでいることをしっかりと社内にも伝えていくことが、大切であると感じてます。
また、生まれつきの代謝異常などにより、母乳や市販の粉ミルクを飲めない赤ちゃんのための特殊ミルクやMeiji Seika ファルマ(株)の希少疾病用医薬品に対しても、社会的使命として取り組んでいます。

Q.グループ従業員の皆様はCSRとのつながりを感じて日々の活動をされているのですね?

A.必ずしもそうとはいえません、と言うと語弊があるのですが、まだまだ自分たちの活動が社会にどのようにつながっているのかという意識にまで及んではいないのが現状です。自分たちの仕事が、事業活動を通じて社会的課題の解決につながる活動であることを、社員に理解してもらうことが大切です。と同時に、大きな課題でもあります。

Q.CSRをグループ内に浸透させていく上で、工夫をしていることはありますか?

A.CSR報告書から明治グループ内の活動が社会とつながっていることを知ってもらうことが大事だと思いますので、3年前(2013年)から社内アンケートを実施し、アンケートの参加率を高める工夫と、従業員からあげられた感想を報告書の制作に反映するようにしています。アンケート開始当初は、「CSR活動がんばってください」といった他人事のような感想が見られましたが、最近では「営業でない私の先にもお客さまがいるということを実感した」というような回答が見られるようになりました。確実に従業員の意識が変わってきていると思います。アンケートの参加率が年々上がってきていることも、担当者として嬉しいですね。

Q.なるほど。グループ内に浸透しているのですね?

A.そうですね。CSRは組織を越えて、いろんな方々とコミュニケーションを図りながら取り組んでいます。
グループ全体の雰囲気として、どんな仕事にも「どうやったら解決できるか」を考えて動く人は多いと思います。一人で考えて動こうとするよりも、チームを作って課題を達成しようとすることは当たり前にありますよ。インタビューに行くときに良く感じるのですが、いい製品や活動の裏側には必ずいいチームが存在しています。

Q.よくわかりました。そのような環境の中で働いている江守さんも家に帰ればお母さんなんですよね?

A.そうですね。子どもたちにもたまに仕事の話もしますし、製品にも愛着を持ってくれています。時代の流れもありますが、最近はグループ内にもワーキングマザーが増えてきていて嬉しいですし、役職について活躍している女性も徐々にですが増えてきて頼もしいです。CSR活動を推進することで、女性のみならずグループ従業員がいきいきと活躍できることに貢献できれば、嬉しいです。