「アミノコラーゲン」は2002年に、美容・健康食品分野の開拓を目的として発売した。しかし当時、お客さまの間でコラーゲンは美容のために肌に塗るものという認識が強く、美容成分として口から取り入れるものという感覚はほとんど浸透していなかった。そこで、骨や関節といった健康効果のアピールから美容効果に特化した訴求に切り替えた。発売1年での異例の大幅リニューアルを行った結果、じわじわとブームに火が付き、売り上げは大きく伸長し、目標であった市場のトップも達成した。
また、商品のラインアップも女性のライフスタイルに合わせ、どんなものにも混ぜて飲むことができるパウダータイプや、時間がなくてもすぐに飲むことができるドリンクタイプなど、多種多様な展開を行っている。その後の人気に伴い、2006年には、健康食品分野では珍しいパウダーの詰め替え用タイプを発売。さらに2016年にはコンパクトタイプへのリニューアルを行うなど今でも進化を続けている。
商品の価値と情報を発信するブランドブック
「アミノコラーゲン」のマーケティングの特長として、ブランドブックの配布がある。2003年より、飲むコラーゲンの認知と理解を促すため、徹底的なサンプリングとともにブランドブックを配布。その効果もあって、美容に関心の高いお客さまを中心にインターネット上で口コミが広まり、ブームへと発展していった。その後も継続的に、コラーゲンとは何か、なぜ飲んだ方が良いのかなどの基本的な情報から、製法・素材の紹介、レシピや飲み方の提案など、女性が知りたい情報を提供。お客さまに「アミノコラーゲン」の価値がダイレクトに伝わるコミュニケーションツールとして欠かせない存在となっている。