meiji

きのこの山/たけのこの里

切磋琢磨して互いを高め合う
チョコスナック

「きのこの山」の誕生は、1969年に発売されていた「アポロ」の製造ラインの活用がきっかけ。「アポロ」にクラッカーをつけるというアイデアをもとに、5年にわたる試作の末、1975年に誕生した。パッケージは、当時、高度経済成長の半面、人々が自然や故郷といったものを求めていたことから、のどかな里山をイメージしたものにした。そして、「たけのこの里」の発売は1979年。「きのこの山」に続く、第2弾として生まれた商品である。「きのこの山」がクラッカーを使用しているのに対し、「たけのこの里」はクッキー生地を採用。型を整えながら焼く型焼という手法を用いて、「たけのこの里」用のクッキーの形を作った。発売後から両者は大ヒット商品となり、チョコスナックという新ジャンルを開拓。大野雄二氏作曲のCMソングが印象的なアニメCMなど、マーケティングでも成功を収め、トップブランドとして君臨することとなる。
発売以来、ライバル関係にある「きのこの山」と「たけのこの里」。2001年にはきのこ党とたけのこ党が人気を競うきのこ・たけのこ総選挙キャンペーンを実施。激しい選挙戦の結果、たけのこ党が勝利を収めた。その後も、2002年のきのこの山100万人党員募集キャンペーンや2009年のきのこ・たけのこあなたはどっち派?キャンペーンなど、互いに切磋琢磨しながら成長を続けている。

FOCUS!

ラインアップの充実と海外展開も

■拡大し続けるバリエーション展開

「きのこの山」と「たけのこの里」の味のバリエーションは非常に豊富である。チョコやスナックの味を変えるのはもちろんのこと、2000年からは大粒サイズの季節限定フレーバーが登場。2013年には「大人のきのこの山」と「大人のたけのこの里」が登場し、ラインアップはさらに拡大し続けている。

■米国でも人気「きのこの山」

2007年に「きのこの山」は「CHOCOROOMS」という名称で米国で発売した。

年表にもどる