meiji

ミルクチョコレート/
板チョコトリオ

「チョコレートは明治」。
変わらない味をこれからも

明治のチョコレート事業は創業以来の基幹事業である。日本での西洋菓子の普及を目指していた創業者の相馬半治は、1925年に、現在の神奈川県川崎市に近代的な工場を開設。ドイツからチョコレート技師を招いて、生産技術の向上を図り、翌年に「ミルクチョコレート」を発売する。その後もチョコレート商品を続々と世に送り出し、「チョコレートは明治」の礎を築いてきた。 「ミルクチョコレート」は、カカオ成分としてココアバターとカカオマスのみを使用するなど、ピュアチョコレートとして定められた基準に適合した伝統のレシピを大切にしながら、原料の質や風味を検討することで時代を経るごとに変化していくお客さまの嗜好に合わせた進化を続けている。また、新たな発想による商品作りでもお客さまのニーズに応えている。例えば、1957年に発売した「ミルクチョコレートデラックス」は、亀倉雄策氏がデザインした斬新なパッケージが話題に。後に登場した「ブラック」と「ハイミルク」の2商品と共に、板チョコトリオとして人気を博した。ほかにも、一口サイズやスティックタイプなど、幅広いラインアップで展開している。
2011年には、大阪工場に高さ27.6m、幅165.9m の巨大な「ミルクチョコレート」型の看板ビッグミルチを設置。ギネス世界記録として認定を受けた。

FOCUS!

伝統を受け継ぐパッケージデザイン

チョコレート色の地に、金色でMeijiをあしらった、おなじみのパッケージ。そのデザインは、90年の歴史において、ほぼ基本形は変わっていない。過去5回のリニューアルは、いずれもロゴや書体の変更が主だが、1966年の亀倉雄策氏が手掛けたパッケージをはじめ、シンプルながらも印象的な意匠ばかりである。バレンタインデーなど、新しい文化が誕生し、チョコレートが日常に定着していく中で、「ミルクチョコレート」のパッケージも明治を代表する商品として記憶されるようになっていった。
近年では、2009年の経営統合によるブランドマークの変更でパッケージを一新。新生明治グループのシンボルとして、再び歴史を歩み始めた。

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