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明治おいしい牛乳

お客さまに喜ばれる
おいしい牛乳作り

本当においしい牛乳とは。それまでの牛乳は乳脂肪分や産地の差はあるものの、味そのものの違いを実感できるほど差別化された製品はなかった。そこで、1989年に、お客さまに喜ばれる、おいしい牛乳を作ろうという当時の社長の呼び掛けの下、開発が始まった。
研究の結果、牛乳に含まれる酸素が加熱殺菌時に臭いやクセの原因となっていたことを発見。加熱前に酸素を追い出し、成分の酸化を防ぐナチュラルテイスト製法を確立した。これにより生乳本来の風味を保つことが可能となり、搾りたての生乳のおいしさというコンセプトを実現した。また、ネーミングについても、コンセプトが一言で伝わる方向で検討。味に対する自信を最もストレートに表現でき、誰もが覚えやすい理由から「明治おいしい牛乳」と命名した。パッケージデザインについてもコンセプトを反映した、シンプルですっきりしたデザインを採用。おいしいイメージのマッチングを図った個性的なパッケージが誕生した。
こうして13年という準備期間を経て、2002年に全国発売を開始。発売初年度で220億円以上のセールスを記録する、牛乳としては異例のヒット商品となった。その後も売り上げは伸び続け、牛乳を代表するブランドとして現在も市場において高い存在感を維持し続けている。

FOCUS!

プロモーション施策における革新

「明治おいしい牛乳」の市場導入時には、一気に認知を拡大し、ブランドイメージの醸成を図るため、ネーミング、パッケージを訴求しつつ、消費者に愛され、印象に残るテレビCMを作成。牛乳としては異例の8,000GRP(総視聴ポイント)もの大量投入を行い、大々的な広告戦略を実施した。その結果、ブランド認知度を促進するとともに好感度獲得に成功。ギャラクシー賞CM部門CM賞など多くの賞を受賞した。

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