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明治北海道十勝

日本人の味覚に合う
乳製品にこだわって開発

「明治北海道十勝」ブランドは、日本人の味覚に合ったおいしいチーズを作りたいという情熱を源流に、開発がスタートした。1992年、「明治北海道十勝スライスチーズ」を発売。あっさりとしたクセのない風味が好評を博し、たちまち人気商品となった。また、1995年にはヨーグルト、1996年には生クリームなど、チーズ以外でも広範囲にわたる乳製品ブランドとして展開を続けている。
1990年代半ばになると、食の多様化や輸入品の普及を背景にナチュラルチーズ市場が拡大。品薄になるほどのブームとなる。そこで、国内での需要を満たすため、本格的な国産のカマンベールチーズの量産を目指した開発がスタート。日本人の好みにあったクセのない独自の味を目指し、400種類以上を試作。1年半の研究期間を経て、1999年に十勝帯広工場にカマンベール棟を新設し、「明治北海道十勝カマンベール」が全国発売された。発売直後から工場のラインがフル稼働になるなど、順調な売り上げを記録。テレビCMも効果を上げて、主婦層を中心に高い支持を得るようになった。2010年までの3年連続で、モンドセレクションの最高金賞を受賞。国内カマンベール市場のトップを争うブランドにまで成長を遂げている。

FOCUS!

明治と十勝地方の共栄共存

「明治北海道十勝」ブランドは、十勝地方への貢献という使命も担っている。2008年に国内最大級のチーズ工場である十勝工場が竣工。同時に、チーズの知識を学び、製造工程を楽しみながら見学できる施設として、工場内に十勝チーズ館(現・なるほどファクトリー十勝)を開設した。また、2009年には帯広市のスピードスケート場のネーミングライツを得て、明治北海道十勝オーバルと命名。明治と帯広市の信頼関係をより強固なものとし、帯広を元気にするスポーツ施設として、潤いと活力のある地域社会づくりへの寄与を目指している。

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