貢献するSDGs

水資源の確保

目標
国内の水使用量(原単位)を2030年度までに2015年度比20%以上の削減を目指す

水の適正管理と水リスク対策

水は人々の生活に欠くことのできない貴重な資源であり、また多くの産業を支える原材料でもあります。水の効率的な使用や節水に配慮した設備の導入、排水の水質管理など適正な取水・排水管理を行い、大切な水資源の確保に努めるとともに、水リスクの把握と低減対策に取り組んでいきます。

具体的なアプローチ

① 水の適正管理および節水に配慮した設備導入等による水使用量の削減

国内外の事業所における取水・排水のデータ取得と開示をしていきます。計画的に節水に配慮した設備を導入し、水使用量の削減に努めていきます。

トピックス

■冷却水の再利用による水削減

(株)明治軽井沢工場の冷凍機
(株)明治軽井沢工場の冷凍機

(株)明治の軽井沢工場で生産しているチーズラインにおいて、従来はチーズ原料を冷却する熱交換器に使用する井戸水を、1回の通水で下水に排水していました。そこで、冷凍機を設置し井戸水を循環させて冷却に再利用することで、年間の水使用量を約16,000m³削減しました。

トピックス

■中水利用システムによる水削減

KMバイオロジクス(株)熊本工場の4つの製造棟では、中水利用システムを導入しています。
このシステムは、中水の1次利用として、一部の生産設備から再利用可能な水を集め、冷却塔の補給水に使用しています。さらに、2次利用として冷却塔から排出される水をろ過・消毒し、トイレの洗浄水に使用しており、工場全体で年間約30,000m³の水を再利用しています。

  • ※中水:飲用には適さないが雑用や工業用などに使用される水
KMバイオロジクス(株)の中水利用システムフロー図<模式図>
KMバイオロジクス(株)の中水利用システムフロー図<模式図>
② 化学物質の適正管理による排水の水質確保

明治グループでは、日本国内において法令に定められた基準よりも、さらに厳しい排水に関する自主基準を設定し、水質汚濁防止に取り組んでいます。排水による環境への影響を減らすために、排水負荷の大きい工場やプロセスでは活性汚泥処理法やメタン発酵処理法などの環境技術を用いた処理設備を設置し、排水を制御しています。

明治チューイン 北上工場
明治チューインガム(株)のメタン発酵処理施設
③ 水リスクの把握と低減対策

水使用に関する生産への影響を把握するために、国内外の全ての生産系事業所が位置する地域の水リスクを評価しています。その手法においては、世界資源研究所(WRI)が発表した国際的な水リスク評価ツールである「AQUEDUCT」を使用しています。水リスクが高いと評価された地域については、現地へのヒアリングなどを通じて情報を収集し、具体的な対策を検討しています。