貢献するSDGs

多様性の尊重と人材育成

目標
  1. 2017年度2.6%の女性管理職比率を2026年度までに10%以上を目指す。併せて、2026年度の女性リーダーの人数を2017年度の約3倍にあたる330名以上を目指す
    (※リーダー:管理職および係長職相当)
  2. 障がい者法定雇用率以上

(1、2は明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)単体の合算数値目標)

ダイバーシティの取り組み

明治グループの従業員は、国籍、性別、年代、障がい、高齢者、雇用形態、育児・介護中など多様な人材で構成されています。その一人一人が、いつも活力に満ちて、能力が最大限発揮されるよう、人事制度、職場環境、働く環境の整備を進めていきます。

具体的なアプローチ

① 企業競争力の向上を目指した女性の活躍推進

男女を問わず、仕事と家庭の両立支援施策を充実させるとともに、女性がさまざまな職務で活躍することで、企業競争力の向上に繋がっていくことを目指しています。女性従業員に対しては、キャリアアップ研修やジョブローテーションを実施し、活躍する女性リーダーを着実に増やしていく施策に力を入れています。

② 障がい者の雇用促進

明治グループでは、現在全国40カ所以上の職場(拠点)で障がいのある方が活躍しています。法定の雇用率を達成するだけでなくスロープやバリアフリーのトイレを設置したりするなど働きやすさにも配慮しています。

③ 高齢者の雇用促進

現在定めている60歳の定年後も雇用を継続する定年再雇用制度を整えています。職場では、長年培った能力で職務を遂行するとともに、後進を指導する役割を担い、若手従業員の良き手本となっています。

④ 世界で働く仲間

海外で働く仲間は全従業員の約30%を占めています。
グループ会社間の連携強化を図るため、社内報(日本語・英語・中国語)の発行や国内・海外の人材交流、勉強会などを行っています。

海外従業員数(主要国)

(人)

アメリカ スペイン 中国 インドネシア シンガポール タイ インド
2012年度 670 355 375 823 268 361 - 2,852
2013年度 620 335 622 782 275 372 - 3,006
2014年度 583 331 914 725 270 359 1,549 4,731
2015年度 564 353 995 671 265 381 1,572 4,801
2016年度 588 354 1,118 792 278 404 1,579 5,113
2017年度 567 288 953 648 279 394 1,626 4,755

人材評価と成長を促進する人事制度の仕組み

明治グループでは、職能(仕事を遂行するための能力や行動)、職務(一人一人が担う仕事)を軸とした組織・人事管理を行うことで、より高い職務への挑戦を通じた職能の向上(=成長)と職務成果の達成を促進し、グループ全体の発展に貢献することを基本的な考えとしています。
例えば行動を振り返ることで本人に対して気づきを与え、行動変革につなげ、その結果として職能向上を目指します。また、達成した成果を単に評価するだけでなく、その達成過程に関する検証を行うことで、課題が明確となり、来期に向けたさらなる改善や挑戦的な課題達成をより確実なものにします。このように、結果を単純に評価するだけでなく、人材の成長を促進するマネジメントツールとして構築されています。

人材育成

従業員の能力開発を行う基本方針を定めています。

<明治グループ能力開発方針>

明治グループ2026ビジョンの「目指す企業グループ像」を実現するために

  1. 創造性・専門性を発揮し、世界のトップ企業に勝てる、チャレンジ精神あふれる人材を育成する。
  2. 個人の成長を会社の発展につなげ、組織力の底上げに貢献できる自律型人材を育成する。
  3. グループ理念を深く理解し、高いレベルでmeiji wayを実践し続ける人材を育成する。

「明治グループ能力開発方針」に基づき、従業員を育成する能力開発体系を整えています。

<明治グループの能力開発体系>
階層別研修
  • 新入社員研修
  • 基幹職研修
  • 総合職研修
  • 管理職研修
グローバル研修
  • 語学研修(選抜型)
  • eラーニング(応募型)
  • 国内外派遣研修
女性活躍研修
  • 女性キャリアデザイン研修
  • 女性を部下に持つ管理職研修
リーダー育成研修
  • 他社交流研修(選抜型)
  • トップマネジメント研修(選抜型)
自己啓発型研修
  • オープンカレッジ(応募型)
  • 通信教育(応募型)
部門研修
  • 生産部門研修 技術研修 品質研修
  • 営業職強化 等
ライフプラン研修
  • 50歳時研修
  • 59歳時研修

具体的なアプローチ

① マネジメント層の育成

取締役、監査役、執行役員には、法的責任をはじめ、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、リスクマネジメントなど、それぞれに求められる役割と責務を理解できる機会と、明治グループの事業内容、組織、財務状況などに関する必要な知識を得る機会を必要に応じ提供しています。
社外役員には、明治グループの経営戦略や事業の内容・状況等の理解を深めるために、これらの説明を行うとともに、工場・研究所等の視察を実施しています。
新任役員には、外部機関による研修を受講し、必要な知識の習得を行っています。

② 従業員のステージ毎のビジネススキルアップを目指した階層別研修

明治グループの従業員として必要とされる基本的な知識・態度・心構えを習得する新入社員研修に始まり、論理的思考、貫徹力、チームを統率するスキル、ビジネスリーダーとしての資質と能力を高める研修を体系的に行っています。管理職に対しては、それぞれのステージ毎に研修を実施し、自分のマネジメントスタイルを見直し、部下を育成する力を強化しています。上位管理職には組織の活力を引き出すマネジメント能力の向上、および経営リーダーを目指す自己革新意識の醸成を図る研修を実施しています。

③ グローバル人材育成にむけた研修の強化

世界をフィールドに成果を出せるグローバル人材育成を目的に様々な研修プログラムを実施しています。

  1. 自己啓発としての語学を習得する講座の設置
  2. 英語圏、中国語圏での異文化理解と語学の効果的・効率的勉強法を学習する語学研修
  3. 選抜した人材をビジネス語学校へ派遣し、実践的な語学を習得させる研修
  4. 海外に派遣し、現地におけるビジネス習慣等を厳しい環境下で実際に体験し、やり抜く力、多様性の理解、精神的なタフネスさを習得する研修
④ 従業員自らの能力開発を支援する自己啓発型研修

チャレンジ精神あふれる従業員には応募型の自己啓発の機会を提供しており、従業員自らが能力開発をする支援体制も整っています。

⑤ 自己申告制度を活用し従業員のキャリアプランを考える機会を提供

キャリアプランなどを上司と話し合う自己申告制度を運用しています。従業員は自らの働き方やキャリア形成などを考える機会を得る一方、会社は本人の考えや状況を理解した上で、活躍の場の検討や育成に活用しています。

働きやすい職場づくり

健康経営の推進

明治グループ健康経営宣言
健康経営を推進していくための取り組み方針を「健康経営宣言」として表明しています。
<推進体制>
会社と健康保険組合で構成された「健康経営推進委員会」を中心に、健康経営をグループ一体となって推進しています。
明治グループ健康経営宣言

従業員とその家族が心身ともに健康であることは、従業員の生活を充実させるとともに、職場においてその能力を発揮する基盤であり、会社にとっても、生産性を高め、企業価値の向上をはかるための基盤であります。
私たち明治グループは、従業員が心身ともに健康で活力があり、快適に働ける会社をめざします。

  • 従業員は、自覚を持って自己とその家族の健康管理に取り組みます。
  • 会社は、従業員の健康管理能力の向上を積極的に支援します。
  • 会社は、従業員が心身ともに安心して働くことのできる職場環境づくりに努めます。

具体的なアプローチ

① 従業員の健康管理とメンタルヘルスケア

明治グループでは従業員の健康管理を多方面からサポートして活力ある職場を目指しています。

  • 健康診断後の保健指導による生活習慣病への取り組みの強化
  • 産業医や専門スタッフによる病気の悩みやメンタルヘルスの体制整備
  • 労働環境の整備による長時間労働是正の取り組み
  • ストレスチェックの実施(2016年度~)
トピックス

「健康経営優良法人(ホワイト500)」に連続で認定
従業員の健康に対する取り組み(健康診断、保健指導、メンタルケア、運動習慣支援など)が評価され、明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)は、「健康経営優良法人認定制度(経済産業省)」に基づく、健康経営優良法人(ホワイト500)に2年連続認定されました。

働き方改革の推進

従業員一人一人が能力を発揮できるように、ワークライフバランスに配慮した働きやすい職場環境づくりに努めています。

具体的なアプローチ

① 働きやすさ、多様な働き方の支援

従業員それぞれのライフイベントにおいて、その能力を最大限発揮できる環境を整えています。

  • 在宅勤務制度の導入
  • 男性従業員の育児休業取得支援
  • ライフイベントを迎えた従業員の就業継続支援制度の運用徹底
② 適正な労働時間管理の推進

従業員が健康でいきいきと働ける環境づくりは企業の責任であると考えています。その実現のために、長時間労働の削減や有休休暇の取得の促進に取り組んでいます。

  • 長時間労働者に対しては個別に長時間労働を削減する仕組み
  • ノー残業デー(週1回)実施の徹底
  • 「集中タイム」実施や会議効率化の推進
  • 連続した年次有給休暇(5日間)の取得奨励
  • 期中に年次有給休暇の取得状況を確認し、未取得者へのフォローを実施
③ 従業員の意識調査

さまざまな角度から職場の風土や活性化を測定し、現状の認識や課題を明らかにするため、従業員意識調査を定期的に実施しています。

労働安全衛生の取り組み

<基本的な考え方>

「明治グループ労働安全衛生方針」に基づき、「安全は全てに優先する」の認識のもと、職場の安全確保に継続的に取り組むとともに、従業員の健康維持・増進に努めています。

<マネジメント体制>

明治グループでは、各社の中央安全衛生委員会が中心になり、年度目標を掲げた上で、PDCAサイクルを回しながら事業・事業所に合わせた活動を推進しています。

具体的なアプローチ

① 設備面・作業面のリスク低減と安全監査・点検の実施

労働災害ゼロに向けて、設備面、作業面のリスク低減を、協力会社と連携して取り組んでいます。また安全監査・点検を実施し、各事業所の労働災害や法令違反の未然防止に努めています。さらに労働災害が発生した場合は、原因究明を行い、設備の安全点検や対策を行い、再発防止に取り組んでいます。

② 各事業・事業所ごとの従業員に向けた労働安全衛生教育の充実

明治グループでは各事業・事業所に合わせた安全衛生教育を実施しています。

  • (株)明治
    法令や過去の災害の再発防止をまとめた「安全衛生ハンドブック」を活用し、従業員への労働安全衛生教育を行っています。また、過去の事故事例と教訓を示すパネルや安全体感設備などを備えた社内研修設備を活用し、風化防止に向けた教育も推進しています。
  • Meiji Seika ファルマ(株)
    事業所内での職場巡視に加え、他事業所の安全衛生担当者による安全パトロール、外部コンサルタントによる安全診断を実施し、その結果を全事業所で全事業所で共有化するとともに、従業員の労働安全衛生教育に活用しています。また両社では、類似災害が再発しないよう、事業会社を超えた情報共有をしています。
③ 労使関係

(株)明治は「明治労働組合」、Meiji Seika ファルマ(株)は「Meiji Seika ファルマ労働組合」が組織されており、両労働組合をつなぐ組織として「明治グループ労働組合連合会」があります。明治グループでは会社経営を行う上で健全な労使関係が重要であるとの認識の下、各社における定期的な労使協議や賃金引上げおよび賞与に関する協議、安全衛生活動など、さまざまな課題解決、適切な事業運営に向けた取り組みを行っています。それぞれの労働組合においてユニオンショップ制度を採用し、管理職を除く対象となる正社員は100%労働組合に加入しています。