明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 川村 和夫

明治グループは、赤ちゃんからお年寄りまであらゆる世代の皆様へ、幅広い分野の製品を通じて、「おいしさ・楽しさ・健康・安心」の世界を拡げ、「食と健康」で一歩先を行く価値を提供しています。100年の歴史の中で培った強みに新たな技術や知見を取り入れ、日本、世界で成長し続けることを目指しています。

そうした中、世界では地球温暖化や人口増加にともなう食糧危機、プラスチックによる海洋汚染などが深刻化しており、国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)に対する期待が高まっています。

明治グループでは、こうした社会からの期待に応えていくために、「明治グループCSR2026ビジョン」を策定しました。事業を通じた社会課題の解決に取り組むために、「こころとからだの健康に貢献」「環境との調和」「豊かな社会づくり」の3つのテーマと共通テーマである「持続可能な調達活動」を掲げ、マテリアリティおよびKPIを設定し、取り組みを進めています。

私たちの本業である「こころとからだの健康に貢献」では、健康な食生活への貢献や超高齢社会に対応するために、多様化するお客さまの健康ニーズを捉え、食品・薬品で培った強みと、栄養・医薬分野の先進的知見を最大限に発揮し、新たな価値を提供していきます。

二つ目の世界共通の課題である「環境との調和」では、脱炭素の方針のもと、再生可能エネルギーの活用を推進していきます。また、食品ロスの削減、プラスチックの資源循環にも積極的に取り組んでいきます。

三つ目の人と人とをつなぐ「豊かな社会づくり」では、人権や多様性を尊重しながら、イノベーション創出に必要な人材育成に取り組むとともに、健康経営の推進や働き方改革など、誰もが働きやすい職場環境づくりを目指していきます。

そして、共通テーマである「持続可能な調達活動」においては、認証パーム油への代替に向けた計画を着実に進め、人権・環境に配慮した調達活動を関連団体と連携して取り組んでいきます。

また、CSRビジョンの推進と併せて企業姿勢を示すために、これまでの「人権」「労働安全衛生」「環境」「調達」に加え、新たに「税務」「腐敗防止」などの方針を整備し、グループ全体で取り組みを強化していきます。

明治グループは、事業の成長とともに当社を取り巻く様々な社会課題に対して真摯に向き合い、課題解決に貢献していくことで、「持続可能な社会の実現」を目指してまいります。

2019年2月