仕事内容について
微生物の分析業務を通して、
品質の面から製品開発・製造と向き合う。
品質科学研究所は「製品の品質向上」「製品の品質低下防止」を研究方針に掲げています。私の部署は、製品の品質低下を引き起こす有害微生物(腐敗菌や食中毒菌)に関して、その制御はもちろん、迅速に検出・解析するための技術開発や、製品に問題が発生した際の原因究明のための分析業務を担当しています。そのなかで私の担当業務は主に三つあります。一つ目は製品の有害微生物制御法の検討です。明治は幅広い製品を取り扱っていますが、それぞれ原料、製造条件、保存方法などは異なります。各製品が求める品質を実現するため、商品開発担当者と協力して微生物制御法を検討しています。二つ目は、微生物検査法の開発です。工場では決められた通りに製品がつくられたことを確認するため、微生物検査をしています。目的の精度や迅速性を備えた検査法を開発し、工場への導入に向けて取り組んでいます。三つ目は、有害微生物が関わる問題の原因究明のための分析、および分析用の新技術開発です。商品群の枠を超えて、品質の面から横断的に各部署と関わり業務を進めていきます。