明治ホールディングス(株)では2021年度より、多様なステークホルダーの要請や期待を把握し、それらに適切に応えていくために「ESGアドバイザリーボード」を設置しました。
第1回は昨年8月に実施し、今回は第2回目となります。今回は、「統合報告書」「エシカル消費」「D&Iの推進」の3テーマについて、意見交換を行いました。

サステナビリティで変革をおこす
  • ※ピーターD.ピーダーセン 氏はWebにてご参加いただきました。
  • 開催日:2022年1月27日
  • 参加者:
    【社外有識者】
    上垣内 猛氏 (株式会社J-オイルミルズ 専務執行役員 油脂事業本部長補佐)
    小木曽 麻里氏 (SDGインパクトジャパン CoCEO)
    ピーターD.ピーダーセン 氏 (NPO法人NELIS代表理事)
    【明治ホールディングス株式会社】
    川村 和夫(代表取締役社長 CEO)
    古田 純(取締役専務執行役員 CSO)
    松岡 伸次(執行役員 サステナビリティ推進部長)
    松本 有平(執行役員 グループ人事戦略部長)
    長森 克史(経営企画部長)
    ※社名、肩書き等は2022年1月時点のものです
  • 意見交換
    議題1:明治グループ統合報告書2021について
    議題2:エシカル消費の現状と将来について
    議題3:ダイバーシティ&インクルージョンの推進に向けて

議題1:明治グループ統合報告書2021について

アウトプット中心からアウトカムへ ストーリー性を高め、明治らしい価値創造を

有識者ご意見

  • 経営層のメッセージ性が強く、分かりやすく明確に伝わってくる。
  • フレームワークがしっかりできている。
  • 明治ROESG®※は業界の中でも高く評価されている先進的な取り組みである。
  • 情報が多いのはよいが、やや総花的な印象がある。
  • アウトプット中心でアウトカムが不足しており、ストーリー性に欠ける。
  • ※「ROESG」は一橋大学教授・伊藤邦雄氏が開発した経営指標で、同氏の商標です。

「明治が提供する価値は何か」の議論を深め、テーマの絞り込みとアウトカムからストーリーを組み立てていくことにより、「明治らしさ」の強化に向けて2022年度の統合報告書の表現方法について改善を進めます。

議題2.エシカル消費の現状と将来について

食品のリーディングカンパニーとして、エシカル消費のムーブメントをけん引していく

有識者ご意見

  • ヨーロッパは環境への意識が高い。日本全体ではまだ意識は高くないが、子どもたちは学校でSDGsを学んでいて親より意識が高い。これからは興味関心の高い層の消費をいかに取り込んでいくかが重要である。
  • 次の世代に明治は何を残したいか。価格に転嫁させるのではなく、エシカルを本流にしていく思いで取り組まなければならない。
  • 明治は食品のリーディングカンパニーとして、業界全体でこのムーブメントをおこしていく必要がある。

日本でも若い世代のSDGsの教育が広まり、今後は欧州のようなエシカル消費への意識変化が加速していくことが予測される。明治グループとして「将来世代に何を残していくのか」持続可能な取り組みに対する経営の意志を貫くとともに、サステナブルな商品の社会価値がお客さまにとっても付加価値となるような、啓発活動を強化していきます。

議題3.ダイバーシティ&インクルージョンの推進に向けて

意識改革と制度改革の両輪で、D&Iをさらに加速させていく

有識者ご意見

  • D&Iを推進していくためには、まず、なぜ取り組みが必要なのかを一人一人が理解し、納得することが必要である。
  • 従業員が働く上での心理的安全性の文化を醸成することから始めなければならない。
  • 日本ではまだジェンダー平等が最優先課題になる。その解決を可能にするのは男性の働き方である。一社だけでなく日本全体で取り組んでいくことが求められる。
  • 意識を変えるのは難しい。制度を変えることで意識が変わり、D&Iが成功しやすい。
  • 目標設定だけではなく、何がボトルネックになっているのか、感度を上げて制度改革を進めていくことが重要である。

明治ホールディングスではD&Iを進めるべく4月からグループ人財委員会を新設します。人財をいかすことは、会社にとって最重要課題です。社内での対話を重ね、多様性への理解を深めると同時に、女性活躍や外国人といった目に見える多様性だけではなく、目に見えにくい価値観、社風、働き方の多様性も融合して新たな価値の創造につなげていきます。