プラスチック使用量の削減における新たな目標を策定

循環型社会

2024年4月24日

プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化などへの対応を契機として、プラスチック資源循環の重要性が高まっています。
明治グループは、循環型社会の実現に向けてプラスチック資源循環に対する取り組みを強化しており、今般、プラスチック使用量の削減における新たな目標を策定しました。

新目標

  1. プラスチック使用量の削減について
    石油由来原料のプラスチックの新規使用量を、2030年度までに半減※1、2050年度までにゼロ
  2. リサイクル可能な容器包装について
    容器包装を、2030年度までに85%、2050年度までに100%をリサイクル可能※2な設計へ

なお、ペットボトルに使用する樹脂については、リサイクル素材の使用比率を2025年までに70%以上、2030年までに100%とすることを目指します。また、2020年5月に、ワンウェイ(使い捨て)プラスチック容器のプラスチック使用量について、2030年度までに2017年度比で25%以上削減するという目標を発表しましたが、この目標を上回るペースで削減できていることから、2030年度までに2017年度比で30%以上削減するという目標に再設定しました。これにより、2030年度には2017年度と比較し、9,240トンの削減を見込んでいます。

これらの取り組みを通じて明治グループは、これからもプラスチック資源循環の強化に取り組み、循環型社会の実現に貢献していきます。

  • ※12017年度比
  • ※2The Consumer Goods ForumのGolden Design Rulesを参照

プラスチック削減の取り組み

(1)石油由来原料プラスチックの新規使用量の削減
「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ低糖・低カロリー」の一部の工場製造品において、リサイクルPET樹脂を使用したペットボトル容器への切り替えを、2023年12月出荷分より順次実施しています。
リサイクルPET樹脂とは、使用済みのペットボトルを粉砕してつくられる、PET容器の原料となる樹脂のことです。使用済みのペットボトルを活用することで、石油資源の使用量を減らすことができます。パッケージの裏面デザインでは「サステナブルボトル※3はじめます!」というメッセージを掲載することで、環境に配慮した容器であることをお客さまへ分かりやすくお知らせしています。

  • ※3リサイクル素材あるいは植物由来素材を使用したペットボトルのこと。

(2)ワンウェイプラスチック容器のプラスチック使用量の削減
2023年5月に発売した「明治 エッセル スーパーカップミニ 超バニラ」「同 クッキーバニラ」「同 抹茶・チョコクッキー」は、アイスのカップをプラスチックから紙に変更しました。これにより、年間約628トンのプラスチック削減※4を見込んでいます。

2023年10月に発売した「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」は、プラスチック使用量を50%削減※5した、環境に配慮した容器を採用しています。つぶしてコンパクトに捨てることもできます。

  • ※42022年度実績ベース
  • ※5旧商品の容器と比べて