高校生に「感染症とワクチン」に関する探究学習ワークショップを実施
2025年9月17日
Meiji Seikaファルマ(株)は、株式会社 朝日新聞社と株式会社 博報堂による新しい教育サービス「探究インターン」に協賛し、「感染症とワクチンについて正しく知り、自分たちで考え、現在の課題と解決策を見つけること」をテーマとしたワークショップを行いました。
■開催主旨
新型コロナウイルス感染症の流行により、感染症やワクチンに関するさまざまな臆測や偽・誤情報が広まる社会現象が起きています。その状況に対してMeiji Seika ファルマ(株)は、一般生活者向けに感染症とその予防の基礎知識などをウェブサイト「やさしい感染症ガイド」を通じて発信しているほか、本取り組みのような若い世代への啓発活動に取り組んでいます。
- ■日時:
- 2025年8月6日
- ■会場:
- 株式会社 朝日新聞 東京本社
- ■内容:
- 「感染症とワクチンについて正しく知り、自分たちで考え、現在の課題と解決策を見つけること」をテーマとしたワークショップ
- ■参加者:
- 関東近郊7校の高校生21人
- ■主催:
- 株式会社 朝日新聞社、株式会社 博報堂
■探究学習ワークショップについて
- 「感染症とワクチン」に対するイメージについて
まずは学生一人一人が「感染症とワクチン」に対するイメージについて考えました。
「未知の感染症が流行したら心配」「副反応がこわい」「大事なイベント前の安心材料」といった感情に基づくものや、「隔離」「マスク」「休校になる」「クラスターに注意」など、コロナ下での体験を想起させるような意見が出ました。 - なぜワクチンが身近なものにならないのかをグループで課題を考える。
次に、学生が考えたイメージをグループで共有し、「なぜワクチンが身近なものにならないのか」について議論しました。
学生たちからは「健康な時って、予防意識が薄れがちだよね」「薬を飲めばいいやって思う人も多そう」「SNSは見たい情報ばかりに目を向けてしまう。中にはデマもあることを自覚する必要がある」「Z世代には自分が病気になるという意識がなく、予防接種などは保護者任せにしがち」といった意見が出ました。 - ワクチンが身近になるためのアイデア
各グループで出た「ワクチンが身近なものにならない」課題への解決策を考えました。例えば、若年層を意識した選挙対策、ショート動画サイトで注目されたキャラクターのダンス、地元のイベントなど、それぞれの心が動いた身近な出来事をもとに「ワクチン接種の啓発にもアレンジできるのではないか」と提案する意見が出ました。
議論は根本に立ち返り、「去年の高校受験の時に予防接種を受けたか」など価値観や経験をもとに、グループ内の意見を聞きながらアイデアを取りまとめ、グループ発表を行いました。 - 高校生が考えた「健やかな未来のために、今必要なこと」
あるグループは、「ワクチンに対する正しい情報を知る機会、理解する機会が少ない」ことを要因として提示しました。「社会人が健康な時でも自発的にワクチンの接種ができる時間をつくる」ことを将来の目指す姿とし、それを実現させるために「ワクチンの無償化」や「正しい知識と情報の取得方法を学ぶワークショップの実施」「学校教育にワクチン関連の授業を取り入れる」ことを提案しました。
他グループは、「現実にあった経験(恐怖心)からふくらんだ思い込み」をあげ、「Z世代が、ワクチン接種の通知が届く前に積極的に予防接種に行く」ことを将来のあるべき姿に設定し、そのために「メディアリテラシーを身につける」ことや「問診票をアプリ化して入力を手軽にする」ことなどを提案しました。
また、参加した学生からは下記のコメントが寄せられました。
- ワクチンを接種することに違和感を持ったことがなかったので、いろいろな意見があるのだと感じた。まずは友達と話してみようと思った。
- 去年はなんとなく不安でワクチン接種を控えたが、きちんと情報を調べて判断することが大事だと思った。1つのソースではなく、見比べることが大事だと感じた。
- 健康に関することで知らない間に思考が偏っていたら怖いなと感じた。
■「探究インターン」について
情報を集め発信するプロフェッショナルである株式会社 朝日新聞社と、情報を整理して課題解決のためのアイデアを考えるプロフェッショナルである株式会社 博報堂が開発した探究学習支援プログラムです。協賛企業とともにビジネスの現場での実践的なノウハウを生徒に共有しながら、独自のワークを通じて生徒の探究する力を伸ばすことを目的としています。