COP30 「ジャパン・パビリオン」「同 バーチャル展示」に出展
2026年1月13日
(株)明治は、2025年11月10日から22日まで、ブラジル連邦共和国のベレンにて開催された国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(以下COP30)に合わせ、環境省が主催する日本企業による製品・技術・サービスの展示を行う「ジャパン・パビリオン」(11月17日から20日まで開催地展示)および「ジャパン・パビリオン バーチャル展示」に出展しました。
(株)明治は、カカオ未活用部位(種皮)のアップサイクルから生まれた新素材「カカオバイオプラスチック」を加工した製品や、(株)明治が世界で初めて素材化※に成功した美容サポート成分「カカオセラミド」を配合した食品、そして持続可能な農法で生産されたカカオ豆を使用したチョコレート「アグロフォレストリーミルクチョコレート」など、多角的なサステナビリティに関する取り組みを紹介しました。
※美容成分・食品成分としてのカカオ由来セラミドの論文検索、特許検索、インターネット検索結果より(2024年1月、(株)明治調べ)
出展ブース 「カカオバイオプラスチック」や「カカオセラミド」の展示
カカオはさまざまな課題を抱えています。例えば、カカオの実のうち、チョコレートとして使用されるのは全体の約3割(果肉と豆(種子))に過ぎず、残る部位は飼料や肥料、燃料などに利用されています。また、カカオ生産国(メキシコ、ペルー、ガーナ、ブラジルなど)では、森林減少や児童労働といった社会課題が今もなお存在しています。
こうした課題解決に取り組み、持続可能なカカオ生産の実現に貢献するべく、(株)明治はこれまで約20年にわたり、カカオ農家を支援する活動「メイジ・カカオ・サポート」を行っています。その支援先の一つとして、COP30の開催地ベレンの近隣であるトメアスーがあります。トメアスーでは、「森をつくる農業」と呼ばれるアグロフォレストリー農法を行っています。アグロフォレストリー農法とは、森林伐採後の荒廃した土地に、自然の生態系に倣った多種の農林産物を共生させながら栽培する農法です。自然へのダメージが少なく、持続的に長期間の土壌利用が可能になり、森林保護につながります。
今回、そうした取り組みをさらに発展させるべく、カカオの生産・調達だけにとどまらず、種皮などの未活用部位に付加価値を見出し、アップサイクル技術の現地ビジネス化を通じて、カカオ産地国の持続可能なカカオ生産に貢献します。
展示会では、石原環境大臣をはじめ、各国の関係者が来場されました。特に、ジャパン・パビリオンは技術展示があるため、注目を集めました。
その中でも(株)明治の展示内容は「カカオ・チョコレート」という身近なテーマであったことから、多くの環境意識の高い各国の来訪者と面談し、多角的なサステナビリティに関する取り組みを伝えることができました。
(株)明治はカカオの未活用部位を活用した新素材製品の開発・実用化を推進し、CO2排出量の削減やカカオ農家の新たな収益の創出を提案することで、循環経済の実現や気候変動の課題解決に貢献することを目指します。