知的財産戦略

戦略的な特許取得、技術ノウハウの管理、meijiらしい商標の活用を軸に事業特性に合わせた戦略を推進

明治グループは、知的財産を将来の企業価値向上のための重要な経営資源と考えています。
食品と医薬品、それぞれの事業特性に合わせたmeijiらしい知的財産戦略を立てて実行しています。

明治グループの知的財産

栄養や医薬品を通じて社会課題を解決すること。それが、明治グループが創業から100年以上にわたって脈々と受け継いできた精神です。
明治らしい健康価値を創出し続ける歴史には知的財産で商品や事業活動を保護してきた背景がありました。

商標

企業や商品をブランド化することで
長期にわたってお客さまの信頼にお応えする

1920

現存最古のコーポレート商標
「明治」を商標登録

(商標第123866号)

現存する最古のコーポレート商標「明治」を商標登録した際のロゴマーク

特許

当社独自の技術により
お客さまの健康への期待にお応えする

1957

国内初の抗生物質を、
世界規模で特許取得し翌年販売

(特許第284308号)

抗生物質開発・研究の第一人者である梅澤濱夫博士が研究している様子
研究中の梅澤濱夫博士

数字で見る知の資産

商標「meiji」の
権利化国数
125か国
乳酸菌の
特許数
97
カカオの
特許数
63
感染症・ワクチンの
特許数
48

特許や商標登録している
製品や技術

商標

「きのこの山」・「たけのこの里」

味だけじゃない、カタチも特別

お菓子の形状そのものが「郷愁や自然、やさしさ」を表現した大切な特徴です。40年以上愛され続けた実績から、2018年に「きのこの山」の形そのものが立体商標登録されました。(商標第6031305号)
​「たけのこの里」も2021年に同様に登録されています。

商標

プロビオヨーグルト「R-1」「LG21」

常識を超えたブランドの力

長年の健康価値の訴求活動により、2022年に文字商標として登録されました。単純な文字・数字での登録は珍しい事例です。

(「R-1」:商標第6593375号 )

特許

「生のとき」

技術で超える、
チョコの境界線

「生のときしっとりミルク」は独自の特許製法「生ねり製法(特許第7404270号)」で、これまでのチョコにはない水分領域を実現した商品です。
チョコレート類の規格外である水分3%~10%の範囲でも水と油を分離させることなく、しっとり柔らかで濃厚な味わいを実現しました。

本商品はチョコレート類ではありません。

知的財産戦略の推進体制と重点方針

明治グループでは知的財産を重要な無形資産の一つと考え、その方針や戦略の策定に経営が積極的に関与する体制を取っています。その推進においては、持ち株会社である明治ホールディングス(株)を中心に事業会社が連携を図り、グループとしての総合力を発揮しています。

イラスト:明治グループ全体の知的財産における体制図。取締役会から経営会議、その次にグループ知的財産委員会があり、その配下に明治ホールディングス株式会社を中心に3社の事業会社が連携を図り、グループ知財連絡会議を実施していることを示している。
重点方針 01

グローバル知的財産戦略の推進

明治グループの経営方針のひとつである、グローバル強化を知的財産から支える戦略を推進しています。食品、医薬品それぞれの事業戦略を見据え、市場拡大や収益の向上を知的財産から後押ししています。

重点方針 02

コーポレートブランド価値の維持・向上に向けたマネジメント強化

日本国内や世界での事業活動の自由度を確保するために、事業戦略に連動しながらコーポレートブランド「meiji」「明治」の権利化を積極的に推進しています。商標権を適切に獲得・活用することで中長期的な企業価値向上を図ります。