株主優待の寄贈レポート
株主優待 寄贈結果のご報告および取材レポート
寄贈結果のご報告
明治ホールディングスでは、株主さまの日頃のご支援、ご愛顧に感謝し、株主優待制度を実施しております。また、株主さまのご意志により優待品の送付に代えて同等品を福祉団体等へ寄贈する「寄贈選択制度」を2006年度より実施しております。
今年度は、東日本大震災をはじめとする各被災地復興支援団体および全国の障がいのある児童の支援団体等、合計399団体へ、認定特定非営利活動法人日本NPOセンターを通じて寄贈を実施いたしました。
| 寄贈にご賛同いただきました株主さま | 3,772名 |
|---|---|
| 株主さまから寄贈いただきました相当金額 | 1096.7万円 |
※明治ホールディングスからもほぼ同額相当分を寄贈し、合計2,194万円相当分の当社グループ製品を寄贈いたしました。
東日本大震災や豪雨等で被災されたみなさま、関係者のみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。
また、ご賛同いただきました株主のみなさまのお気持ちに、心より感謝申し上げます。
寄贈先取材レポート
今年度は、被災地で支援活動をしている団体および障がい者支援団体をご訪問させていただき、株主さまから寄贈いただいたお菓子を直接お届けしました。多くの寄贈先の中から4つの団体にご協力いただきましたので、ご報告します。
特定非営利活動法人 ワンネススクール(石川県金沢市)
(2025年10月10日訪問)
金沢駅から二両編成のIRいしかわ鉄道で一駅、西金沢駅からほど近くに『ワンネススクール』があります。こちらは1999年にフリースクールとして開校し、様々な事情を抱えた方々と接する中で、10代での社会経験の大切さを感じて定時制高校を開校しました。さらに年齢層の幅を広げて就労支援も行い、20~30代の方が最初の一歩を踏み出す支援もしています。
2024年1月の能登半島地震発生後には、同じ県内だからこそできることがあるはずと、同年1月から炊き出しや避難者の方が自由に交流できる場の提供等を実施、現在も継続して実施しているとのことです。今回の株主さまから寄贈いただいたお菓子も、『早速週末に能登に届けてきます。』という頼もしいお言葉をいただいてまいりました。
特定非営利活動法人 旭川TAGスポーツクラブ 児童発達支援『すてっぷ』(北海道旭川市)
(2025年10月14日取材)
2010年から北海道旭川の『旭川TAGスポーツクラブ』にて、体操教室や器械体操等を指導・運営してきた中で、集団になじめない、発達障がいがあるのではと思われる児童が散見されることに気付き一念発起、児童発達支援『すてっぷ』をスタートさせました。運動を通して社会的スキルを学ぶことで解決できるのではと考え、運動を取り入れた幅広い体験を積み重ねることで集団活動を身に付ける指導をしているとのことです。またこちらの代表は、旭川近隣地域の障がい者関連事業所等86団体が登録している旭児連の会長としても、支援充実のための関係者ネットワークの拡大や、有資格者人員の確保等の課題の解決に取り組んでいるとのことでした。
特定非営利活動法人 ビーンズふくしま(福島県福島市)
(2025年10月16日訪問)
1999年に設立された『ビーンズふくしま』は、JR福島駅から徒歩約8分のところにあります。当日は吉井田学習センターにて子ども食堂「よしいだキッチン」を開催すると伺い、訪問してまいりました。食堂からいい匂いが漂う中、広い和室では学生ボランティアのみなさんが、集まってくる方々を笑顔で迎え入れ、おしゃべりをしたり宿題を手伝ったりして、楽しそうに過ごしていました。こちらの団体は、安心できる居場所を提供して自立を支援しており、東日本大震災による避難等の状況にいる方々も孤立せず、自分らしく生活できるよう活動しているとのことです。参加していた方が学校に通うようになって、ボランティア側として手伝うようになる学生も多いとのことでした。
一般社団法人 いろ葉(三重県度会郡)
(2025年10月31日訪問)
JR伊勢市駅から参宮線に乗車して田丸駅で下車、10分程度歩いていくと発達支援・家族支援・地域連携支援をしている『いろ葉』のかわいらしい屋根の建物が見えてきました。築40年の民家からの出発でしたが、利用者さんの増加により、新たに今の建物にてスタートしたとのことです。お子さんたちが活動する1階にビデオカメラを設置し、2階から親御さんがモニターで様子を見られるという画期的な設備も整えています。お子さんたちは、できるだけお行儀よく、先生のおっしゃることを頑張って聞きつつも元気いっぱいに活動していました。お子さんは早期から大切に見守っていくべきと0歳児からサポートし、就労まで丁寧に支援している、とのことでした。