顔写真:荒木 紀子

荒木 紀子

株式会社 明治
中部支社 企画部 ダイレクトリレーション課
栄養士

顔写真:田村 佳子

田村 佳子

株式会社 明治
関東支社 企画部 ダイレクトリレーション一課
管理栄養士

生まれてくる赤ちゃんとそのご家族。夢や目標に向かって挑戦するアスリート。人生のかけがえのない瞬間を健康的に過ごすには、毎日の食事と栄養が大切です。
株式会社 明治(以下、明治)には、全国各地で栄養の力を伝える管理栄養士・栄養士がいます。活動の舞台は、育児の現場、そしてスポーツの現場。明治の知見を活かしながら、お客さま一人一人に寄り添う荒木紀子と田村佳子に、仕事に込めた思いを聞きました。

妊産婦さんとアスリートを、現場で支え続ける

赤ちゃんの成長を支える育児用粉ミルク「明治ほほえみ」。スポーツ栄養ブランド「ザバス」。明治は長年にわたり、こうした商品の開発を通じて食や栄養、健康に関する知見を積み重ねてきました。これらを直接お客さまに届け、生活の充実に役立ててもらいたい──。栄養サポート活動の根底には、そんな思いがあります。

荒木は30年以上にわたり、三重県・愛知県を拠点に産院での調乳指導や栄養相談の最前線に立ってきたベテラン栄養士です。

写真:自身の仕事について語る荒木

「赤ちゃんにとって母乳は最良の栄養ですが、母乳をあげられないとき、赤ちゃんの成長の支えになるのが育児用粉ミルクです。お産のために入院したお母さま方や、これから赤ちゃんを迎えるご家族に向けて、粉ミルクの正しいつくり方などを伝えるのが私たちの使命。また、ベビー専門店や地域の育児支援センターを訪れ、赤ちゃんとの暮らしが少し落ち着いたご家族に向けて、栄養に関する相談にも応じています」(荒木)

一方、田村は、スポーツに打ち込む数多くの中高生やアスリートの栄養サポートを行ってきた管理栄養士です。田村自身、学生時代にバスケットボールに熱中した経験からスポーツ栄養に携わりたいと明治に入社しました。現在は、千葉県や茨城県の中学・高校のスポーツ現場に足を運んでは、選手や保護者、指導者向けに栄養講習会や栄養相談を行っています。

写真:自身の仕事について語る田村

「大事な試合で100%の力を出し切るためにも、ケガをしにくいカラダをつくるためにも、日々の食事はトレーニングと同じくらい重要です。例えば、『試合期は主食と果物を普段より多めに』『練習後は炭水化物(糖質)とたんぱく質を一緒に』といった食事の摂り方から、プロテインの活用法まで、選手の皆さんの可能性を広げるためにさまざまな情報をお伝えしています」(田村)

前向きな気持ちと、自ら考える力を引き出したい

活動するフィールドは違っても、2人がともに大切にしているのは、「目の前の相手に寄り添うこと」だと言います。

荒木が向き合うのは、出産前後で心身ともにデリケートな状態にある女性たち。だからこそ、相手の体調や気分に配慮しながらコミュニケーションしています。

「どんなに正しい栄養論も、一方的な説明ではお母さまの心に響きません。体調が優れない方には『横になったままで構いませんよ』とお声掛けしたり、経産婦さんであればミルクの基本説明は手短にして、上のお子さんの食べ物の好き嫌いの悩みにお答えしたり。少しでも不安や負担を減らし、前向きに育児に向き合えるようサポートしています」(荒木)

お母さまやご家族の笑顔こそが、赤ちゃんの『心の栄養』になるからです。(荒木)

一方、田村が向き合うのは、スポーツに取り組む育ち盛りの中高生と、それを支える保護者や指導者です。選手によって栄養への関心度も違えば、チームによって「もっと強いカラダづくりをしたい」「足がつりやすい選手がいるが、改善方法はないか」など課題もさまざま。だからこそ、それぞれの目標達成に向けて、アドバイスの内容も伝え方も工夫していると話します。

「単に栄養の知識を教えるのではなく、『ビタミンCが多い食材って何だっけ?』『練習時の集中力を高めるには、どうすればいいと思う?』など問いかけながら、コミュニケーションするようにしています。栄養や食事について選手自身が考え、実践し続け、卒業後もより良い競技人生を歩んでほしいからです」(田村)

写真:選手に栄養講習する田村
写真:選手に栄養講習する田村

選手に栄養講習をする田村。サポートする競技は、中学・高校の野球やバレーボール、サッカー、バスケットボール、陸上、ラグビーなどさまざま。

家族の、選手の、未来を変えるきっかけを

日々の活動のなかで生まれる小さなドラマが、2人の原動力になっています。

荒木は数年前、ある産院に「パパ向けの調乳セミナー」開催を提案しました。当時はまだ珍しかった試みですが、いまや産院の恒例企画として定着しています。

「『育児に主体的に関わりたい』『大切な妻を支えたい』と願うお父さま方の力になりたいと思い企画しました。最近は台風や地震などが多いので、災害時でも日常時でも実践できるミルクのつくり方をお伝えしています。参加されたご夫婦から『2人で一緒にゼロから学べて良かった』『実践的で助かる』といった声を頂くたび、大きな励みになります。もっと多くのお母さま、お父さまのお役に立てるようになりたいですね」(荒木)

写真:パパママ向けに調乳セミナーをする荒木
写真:セミナーでミルクづくりを実践する参加者

荒木が講師を務めるパパママ向けの調乳セミナーでは、参加者がミルクづくりを実践する時間も。

現代の育児に、明治のサポートはいっそう必要

写真:鈴木レディースクリニックの院長、鈴木 英夫 氏
鈴木レディースクリニック
(三重県)
院長 鈴木 英夫 氏

母乳栄養も大切ですが、母乳が出ず悩む人もいます。そういうときに、明治の栄養士さんが粉ミルクの良さを説明してくれるので、妊婦さんはとても安心していると思います。

昔と違い、祖父母からの育児サポートが減っている今、栄養士さんのサポートはますます重要になっています。明治さんとの付き合いは30年以上になりますが、今後も今まで以上にご協力いただけるとうれしいですね。

田村のもとにも、選手や保護者・指導者から「パフォーマンスが上がった」「結果が出た」など、さまざまな声が届いています。

「中学の女子バレーチーム向けに栄養講習会をした後、チームの先生からお電話を頂いたことがあるんです。女性特有の体調不良に悩んでいた選手が、講習後に食事の摂り方を見直したことで、驚くほど元気に動けるようになったとのこと。変えたのは選手自身やご家族なのですが、そのきっかけをつくれたことに明治の栄養士としてやりがいを感じました」(田村)

継続的な伴走支援で、選手のパフォーマンスが向上

写真:船橋市立船橋高等学校の野球部 副部長、高橋 真之 氏
船橋市立船橋高等学校(千葉県)
野球部 副部長
高橋 真之 氏

明治さんには、最新のスポーツ栄養理論と実践を結び付けたアドバイスをもらえるのでとても助かっています。おかげで「食べることはトレーニングの一部」という意識が生徒に定着し、量やバランスを意識した食事や補食を自発的に実践。試合での持久力・回復力の向上など、パフォーマンスに明確な変化が出ています。

これからも高校生アスリートの成長を支えるパートナーとして、長期的な支援をお願いします。

競技力アップに向けたサポートに今後も期待

明治さんには、選手が大会前にどのような食事や生活を意識すれば良いかを一緒に考え、それぞれの目標に合わせたサポートをしてもらっています。それによって一人一人が、女性アスリートとして摂取すべき栄養素やエネルギー量、補食、プロテイン摂取、練習後や試合後のリカバリーにも意識を向けられるようになりました。

今後も、選手たちの発育や競技力向上に向けたサポートに期待しています。

写真:明秀学園日立高等学校の女子バレーボール部監督、川村 真一 氏
明秀学園日立高等学校(茨城県)
女子バレーボール部監督
川村 真一 氏

命の誕生や、中高生の成長に寄り添える幸せ

妊産婦さんや部活生を取り巻く環境が変化するなか、2人は常に、その先の未来を見据えています。

「明治の栄養士として、命が誕生する素晴らしい場所で仕事ができることが、本当に幸せです」と語る荒木。昨今は、リアルでの対面コミュニケーションや正しい情報発信の価値を再確認しています。

写真:チームメンバーと意見交換する荒木

「SNSやインターネットで手軽に情報を得られる時代になりました。一方で、どれが正しいのか、何が自分に必要なのかわからず、不安や孤独を感じるお母さまも少なくありません。だからこそ私たち栄養士が直接お会いして、信頼できる情報を伝える意味は、ますます大きくなっていると感じています」(荒木)

最近では、明治の育児記録アプリ「赤ちゃんノート」の活用方法をご案内するなど、それぞれのライフスタイルに合わせた寄り添い方を実践。「今後も明治の幅広い知見を活かして、人生のあらゆるステージを支えられる栄養士になりたいと思います」と、尽きない情熱を語ります。

田村が思い描くのは、全てのアスリートにとって「食事もトレーニングの一部」であることが当たり前になる未来です。

「競技とあわせて、栄養を考えた食生活を楽しく実践してもらいたいと考えています。そのために私も明治の栄養士として成長し、最新のスポーツ栄養学はもちろん、食事と同様にパフォーマンスを高める睡眠やメンタル、トレーニングの知識なども積極的に学んでいきたいですね」(田村)

さらに、中高生をサポートすることへの強い思いを語ります。

写真:チームメンバーと意見交換する田村

「以前、高校野球部の監督から、選手のプロ入りが決まったという連絡とともに、『人としての基礎を育ててくれてありがとう』という言葉を頂いたことがありました。栄養だけでなく、人として成長する土台づくりにも少しでも関われたのだと思うと、胸が熱くなりました」(田村)

栄養士である前に、誰かを全力で支える人でありたいと思っています。(田村)

産院で、スポーツの現場で。人生のかけがえのない瞬間に寄り添い、一人一人と向き合い続ける明治の栄養士たち。その積み重ねこそが、明治が育んできた食と栄養の知見を、全国の暮らしや挑戦へ届ける力になっています。

※所属・肩書は取材当時のものです。

写真:笑顔の荒木と田村