人財マネジメント

価値創造の源泉である「人財」に積極的に投資し、経営戦略に即した人財戦略を推進します

CEOメッセージ

写真:明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 川村 和夫

グループ経営の目線で人財力を高め、
企業価値につなげていく

明治ホールディングス株式会社
代表取締役社長 CEO

川村 和夫

移り行く環境を生き抜く企業競争力を発揮するために必要なのは、経営と連動した戦略的な人財開発とイノベーション創出に向けた多様な社員の活躍推進です。そうした考えのもと、私たちは「人財」を当社の価値創造を支える重要な経営資源と位置付け、グループ一体となって人的資本への投資に注力していきます。また、こうして培った人財力を着実に企業価値の向上につなげていくために、ステークホルダーとの対話を重ね、実効性を高めながら、多様な価値観・知見・能力を活かし合う職場環境を実現していきます。

人財戦略の推進

人財は、明治グループの価値創造を支える、極めて重要な資本です。明治グループが持続的な成長を遂げていくためには、社員の多様性を尊重し、一人一人の能力を最大限に発揮させることが重要です。そこで、人財戦略を内部公平性から外部競争性を重視する方向にシフトし、meijiらしい健康価値をグローバルに創造・展開できる人財づくりを戦略的に推進しています。

「明治グループ2026ビジョン」の実現に向けて目指す企業風土

社員の力が存分に発揮される環境・仕組み・風土のもと、社員がより一層やりがいをもってイキイキと働いている。

明治グループ2026ビジョン

グループの人財戦略
  • これまで

    グループ内での公平性を重視した制度運用(内部公平性
    社内に閉じた競争環境で「均質化」「同質化」が進み、イノベーション力が停滞

  • これから

    知識・技能・人財のオープン化により、競争の激化や
    外部環境の変化スピードの加速に打ち勝つ人財を備える(外部競争性

  • 目指す姿

    多様な価値観・知見・能力を活かし合う職場環境を実現する

グループ人財委員会

2022年4月、経営会議の諮問機関として「グループ人財委員会」を新設しました。この委員会では、経営戦略に即した人財戦略をグループ一体となって推進していきます。2022年度は、重要テーマである「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」「人財開発」「健康経営」について討議します。

ミッション

01

「人材」から「人財」へ

人的生産性および価値創造力の強化

コストとして管理・消費する「資源=人材」ではなく、投資によってリターンを得る「資本=人財」と捉え、「量」の拡大よりも「質」の向上を重視した投資に力点を置き、人的生産性と価値創造力の強化を図ります。

02

「人財戦略」から「経営戦略」へ

持続的成長に欠かせない風土・仕組みづくり

明治グループ2026ビジョン実現に向けた「明治グループ人財のあるべき姿」を検討し、個々のポテンシャルが最大限発揮される仕組みを整備します。特に経営戦略をリードする中核人財開発に重点を置いた人財戦略を推進します。

イラスト:グループ人財育成委員会体制図

重要テーマの概要

  • ダイバーシティ&インクルージョン

    「明治グループ2026ビジョン」実現に向けてD&I推進を加速する考え方として、2021年12月に「明治グループダイバーシティ&インクルージョンポリシー」を制定しました。「多様性を創る」「多様性を活かす」「多様性を伸ばす」という3つのアプローチの相互補完によって、女性活躍を始めとした多様な人財・価値観の視点からD&Iを促進し、風土醸成を図ります。

    ダイバーシティの推進
  • 人財開発

    明治グループの持続的な成長に向け、戦略を遂行する高い能力を有する人財への投資を強化しています。グループ経営人財や次世代リーダ創出に向けた発掘・育成プログラムを始め、一人一人の持つ知識・スキル・能力を強化する仕組みのもと、その力を最大限発揮できるよう取り組んでいます。

    人財育成の強化
  • 健康経営

    社員の心身の健康を経営的な視点から捉え、その維持増進に戦略的に投資することで、生産性の向上を図っています。社員が健やかで活力ある状態を実現するために「明治グループ健康経営戦略マップ」を策定・開示しており、現在の明治グループ社員の健康課題である、肥満をもたらす生活習慣(食事・運動・喫煙)の改善に向けて、各種施策を進めています。

    働きやすい職場づくり

社員エンゲージメント

  • 「明治ROESG®※経営」の目標のひとつに「社員エンゲージメント(会社に対する共感度)の向上」を掲げており、経営層からのビジョンの発信強化や職場での対話機会の創出などによって、会社と社員が一体となって明治グループの成長に向かう風土づくりを推進しています。また、社員のエンゲージメント状態を把握し、早期に改善活動につなげていくために、毎年1回エンゲージメントサーベイを実施しています。

    「ROESG」は一橋大学教授・伊藤邦雄氏が開発した経営指標で、同氏の商標です。

    社員エンゲージメントの向上