食品セグメント事業戦略

meijiだからこそ提供できる「栄養」を通して社会課題の解決に貢献し、さらなる成長を目指します

明治ホールディングス株式会社
取締役執行役員 COO(食品セグメント)
株式会社 明治 代表取締役社長
松田 克也

写真:明治ホールディングス株式会社 取締役執行役員 COO(食品セグメント)株式会社 明治 代表取締役社長 松田 克也

明治グループは、100年以上にわたって、時代に応じて社会が抱える栄養や健康に関する課題を的確に捉え、その解決に貢献する商品を高い技術力で生み出してきました。そして高付加価値の商品で切り開いた新しい市場で商品にさらに磨きをかけ、ブランドを築いてロングセラーとして育て上げてきました。

昨今、原材料の高騰やエネルギーコストの上昇などが大きな課題となっています。世界的な人口増加や途上国の成長を考えると、長期的に、これらのコストはさらに増大することが予想されます。こうした環境変化を、長年培ってきた技術や知見を生かし、エビデンスに基づいた付加価値商品の提供と技術的なイノベーションによる生産性向上により乗り越え、持続的な成長を目指します。また、その独自の価値をもった商品を海外でも展開することで、飛躍的な成長を遂げたいと考えています。

2021年6月、明治グループはスローガンを「健康にアイデアを」に刷新しました。食品セグメントでは、これを食品領域にブレイクダウンし、「栄養ステートメント」として私たちが提供する栄養の考え方を明文化しました。今後、meijiだから提供できる「栄養」を通して、社会課題の解決に貢献し、さらなる成長を目指します。

事業概要

「安全・安心」「おいしさ・楽しさ」「健康・栄養」をベースに、乳幼児から高齢者まで幅広い世代に向け、粉ミルク、牛乳・乳製品、菓子、スポーツ栄養食品、流動食など多岐にわたる商品をお届けし、人々の健康な食生活に貢献しています。

売上高構成比

グラフ:主要製品の売上高比。売上高9,001億円(2024年3期)に対しヨーグルト・チーズ(プロバイオティクス、ヨーグルト、チーズ)が約25%、ニュートリション(乳幼児ミルク、スポーツ栄養、流動食など)が約12%、チョコレート・グミが約12%、牛乳が約10%、業務用食品が約10%、フローズン・調理食品が約10%、海外が約8%、その他・国内子会社が約13%となります。

主力品の国内でのシェア

ヨーグルト

35.8 % (1位)

市場規模4,730億円

出典:2023年度インテージ社SRI+

プロテイン

36.8 % (1位)

市場規模1,337億円

出典:2023年当社調べ

チョコレート

24.7 % (1位)

市場規模4,274億円

出典:2023年度インテージ社SRI+

主要な事業戦略

ヨーグルト・プロバイオティクス

新たな健康価値の提案とヨーグルト本来の価値追求で、成長力回復を目指す

事業戦略

ニュートリション

幅広い世代の人々の健康・栄養を支える商品を提供

事業戦略

チョコレート

イノベーティブな発想で、新たな価値の提供を目指す

事業戦略

海外

展開エリアの拡大により海外売上高比率
10%以上を目指す

事業戦略

新領域への挑戦

外部のアイデアや技術と当社のアセットを組み合わせ、
社会課題を解決し、新市場を共創する

オープンイノベーション
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