汚染防止

汚染防止に対する考え方 汚染防止ガイドラインの策定 化学物質の適正管理 水質汚染の防止 大気汚染の防止 土壌汚染の防止

貢献するSDGs

3すべての人に健康と福祉を 6安全な水とトイレを世界中に 12つくる責任つかう責任

明治グループサステナビリティ2026ビジョン
活動ドメイン

循環型社会

汚染防止ガイドラインの策定

国内外の生産・研究開発拠点において、汚染防止に対して統一的に高いレベルで取り組むために、2022年度に「汚染防止ガイドライン」を策定しました。本ガイドラインは「自主管理基準の運用」「監視」「測定・記録」「施設管理」「教育訓練」「リスク管理」「汚染物質の排出量削減」で構成されます。
本ガイドラインにのっとり、環境関連法令の遵守、汚染物質の環境への排出量削減を推進します。

汚染防止ガイドライン

化学物質の適正管理

事業活動において多くの化学物質を使用することから、使用量の厳格な管理、安全な取り扱い方法の徹底および環境への排出量の把握などを進めています。
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)に対応し、対象となる化学物質の届出を確実に実施しています。また、製造方法の改良による使用量の削減、より安全な物質への代替、環境への排出量を削減するための回収装置等の設置を実施しています。

(単位:t)

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
PRTR排出量 日本 1.2 9.4 9.8 10.0 3.9
PRTR移動量 日本 291.8 56.4 394.6 64.2 132.4

ダイオキシン類を除く。

(単位:mg-TEQ)

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
ダイオキシン類排出量 日本 0.7 1.3 0.2 0.3 0.4
ダイオキシン類移動量 日本 3.0 0.5 0.6 1.1 1.3
PRTR排出量、PRTR移動量(ESGデータ集へ)

水質汚染の防止

生産・研究開発拠点には排水処理施設を設置し、高水準で処理した排水を河川、下水道へ放流しています。法令基準より厳しい自主管理基準を設定し、排水処理施設を適切に管理しています。

(単位:t)

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
BOD排出量※1 グローバル 18.0 15.4
COD排出量※2 国内 36.0 32.3
海外 2.3
  • ※12021年度は国内明治グループ
  • ※2日本のCOD排出量は過マンガン酸カリウムを酸化剤として用いて測定。海外のCOD排出量は、重クロム酸カリウムを酸化剤として用いて測定。

大気汚染の防止

燃焼設備を適切に管理することで、ばい煙に関する規制値を遵守するとともに、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)の総排出量をモニタリングしています。また、医薬品の生産では多くの有機溶剤を使用することから、塩素系有機溶剤の回収、揮発性有機化合物(VOC)の大気中への排出量の削減に取り組んでいます。

(単位:t)

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
VOC 日本 561.7 101.9 118.3
NOx排出量 日本 134.9 141.1 140.5 164.3 157.3
SOx排出量 日本 63.6 69.4 66.1 95.9 97.1

大気排出量の数値

土壌汚染の防止

土壌汚染のリスクのある事業所では、法令で指定されている有害物質の地下水含有量をモニタリングしています。現在、全ての事業所で環境基準以下であることを確認しています。