貢献するSDGs

人財に関する目標

  • ※KPIの対象範囲:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)単体
サステナビリティ活動KPI(2021年度から) 基準年 実績 達成目標
2021年度 2023年度 2026年度
女性管理職比率の拡大 2017年度(2.6%) 4.7% 10%以上
女性リーダー※1の人数拡大を目指す 2017年度 237人 420人以上(約3倍)
障がい者法定雇用率以上の雇用(※2021年6月現在2.3%) 2.57% 2.3%以上
健康経営優良法人(ホワイト500)の継続認定 健康経営優良法人2022認定取得 継続認定
  • ※1 リーダー:管理職および係長職相当

明治グループの求める人財像

明治グループ理念体系で掲げた行動指針“meiji way”のもと、「卓越した専門性と組織力を活かすことで、創造・革新的な課題を自ら設定し、やり抜く人財」を従業員のあるべき姿として掲げています。

人財戦略の推進

人財戦略

人財は、明治グループの価値創造を支える、きわめて重要な資本です。従業員の多様性を尊重し、一人一人の能力を最大限に発揮させることが、明治グループの持続的な成長につながっていきます。内部公平性から外部競争性を重視する方向に人財戦略をシフトし、「meijiらしい健康価値」をグローバルに創造・展開できる人財づくりを戦略的に推進します。

グループ人財委員会

2022年4月、経営会議の諮問機関として「グループ人財委員会」を新設しました。2022年度は、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」「人財開発」「健康経営」を重要テーマとして討議します。グループ一体となって経営戦略に即した人財戦略を推進します。

ミッション
  1. 人的生産性と価値創造力の強化~「人材」から「人財」へ~
    「資源=人材」ではなく、「資本=人財」と捉え、「質」の向上を重視した投資によって人的生産性と価値創造力を強化します。
  2. 持続的成長に欠かせない風土・仕組みづくり~「人財戦略」から「経営戦略」へ~
    「明治グループ2026ビジョン」実現に向けた「明治グループ人財のあるべき姿」を検討し、個々のポテンシャルが最大限発揮される仕組みを整備します。特に経営戦略をリードする中核人財開発を重視した人財戦略を推進します。

ダイバーシティの推進

消費市場や労働市場における人々の価値観は多様化しています。そうした環境下で成長を続けるためには、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をさらに推進することが不可欠です。女性、外国人、中途採用者の登用により中核人財の多様性を促します。さらに、シニア人財も活躍できる多様なキャリアの選択肢を設け、競争力を強化します。

ダイバーシティ&インクルージョンポリシー

「明治グループ2026ビジョン」実現に向けてD&I推進を加速する考え方として、「明治グループダイバーシティ&インクルージョンポリシー」を制定しています。日本、世界のお客さまに「食と健康」で一歩先を行く価値をお届けするために、D&I を推進します。

  1. 多様な人財の活躍推進
    多様な背景を持つ人財が、一人一人の能力を最大限に発揮し、さまざまな職務で活躍できる環境をつくります。
    • ※ 性別、性的指向・性自認、キャリア、年齢、国籍、障がい、雇用形態、育児・介護中など
  2. 多様な価値観の活かし合い
    多様な価値観・知見・能力を活かし合い、イノベーションや新たな価値を創出し、企業成長につなげていきます。

持続的な企業競争力の向上を目指して、多様な人財の採用、育成、働く環境整備などを行います。そのために、D&I 推進体制を構築し、中核人財などの数値目標を設定します。

D&Iの3つのアプローチ

明治グループは、3つのアプローチでD&Iを推進しています。「多様性を創る」「多様性を活かす」「多様性を伸ばす」という、3つの相互補完によってD&Iを促進し、風土醸成を図ります。

女性の活躍推進

女性の活躍推進は、明治グループにとって喫緊のテーマです。管理職への積極登用、アンコンシャスバイアス研修などを通じて、会社全体での意識改革を推進しています。また、女性従業員が一層能力を発揮できる組織や職場づくりの醸成を目的に、男女を問わず仕事と家庭の両立支援を充実させるとともに、女性を部下に持つ管理職への研修、女性従業員に対するキャリア研修を積極的に実施し、女性リーダーを着実に増やしています。

単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
女性管理職比率 % 2.6 3.1 3.4 3.7 4.7
女性リーダー数 119 171 189 208 237
  • ※ 2017年度:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)単体の合算。
    2018年度以降:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)単体の合算。
一人一人の個性発揮による企業力向上の取り組み

(株)明治では、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進にあたり、Diversity&Inclusion Activities~Meiji's Open & New Directionsの頭文字をとり、DIAMONDの言葉に込めたプロジェクトを推進しています。全従業員の個性が輝き、小さなダイヤもまとまると大きな輝きを放つように、多様な人財の融合から大きなイノベーションを生むことで、社会課題を解決し、ウェルネスな社会の実現を目指して活動を進めています。

キャリア支援・思考変革の機会提供の場「きらめき塾」を開催

Meiji Seika ファルマ(株)では、ダイバーシティ推進の一環として主に女性従業員に向けたキャリア支援や思考変革の機会提供の場である「きらめき塾」を開催しています。さらに女性MRの比率が高い医薬営業本部において、女性のいっそうの活躍を推進するためのプロジェクトが運営され、働きがいのある会社の実現を目指しています。
きらめき塾は男性メンバーも積極的に参加しており、2013年から2021年で合計208人(女性:137人、男性:71人)がきらめき塾に参加しています。

チャレンジド(障がい者)の雇用促進

明治グループでは、現在全国40カ所以上の職場(拠点)で障がいのある方が活躍しています。法定の雇用率を達成するだけでなくスロープやバリアフリーのトイレを設置したりするなど働きやすさにも配慮しています。

単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
チャレンジド(障がい者)雇用率 % 2.20 2.29 2.28  2.42 2.57
  • ※ 2017年度・2018年度:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)単体の合算。
    2019年度以降:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)単体の合算。
  1. 誰もが働きやすい環境づくり

明治グループでは、障がいのある従業員の発案により、障がいがあることを知らせるカードを、胸元に掲示して働く動きが広がっています。このカードは利用したい人が障がいに合わせて活用でき、より良いコミュニケーションの形成につながっています。このほか、障害者職業生活相談員の充実や、手話教室の開催などを通じて、誰もが働きやすい環境づくりに努めています。
(株)明治 2018年度障害者雇用優良事業所表彰 受賞

高齢者の雇用促進

現在定めている60歳の定年後も雇用を継続する定年再雇用制度を整えています。職場では、長年培った能力で職務を遂行するとともに、後進を指導する役割を担い、若手従業員の良き手本となっています。

単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
定年再雇用希望者 93 83 118 126 113
定年再雇用率 100 100 100 100 100
  • ※ 2017年度・2018年度:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)単体の合算。
    2019年度以降:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)単体の合算。

中途採用に関する取り組み

明治グループでは、新卒採用に加え、幅広い知見を取り入れるべく、他社でキャリアを積んだ人財の採用にも積極的に取り組んでいます。
また、一度退職した従業員が当社への再就職を可能とする「カムバック制度」を導入しています。明治グループで得たノウハウや知見を有し、退職後に多様な経験や知識を培った退職者の再就職を行うことで、社内のさらなる活性化や、新たな価値創出を目指していきます。

正規雇用労働者の中途採用比率

単位 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
(株)明治 % 14.7 18.0 48.8 7.3
Meiji Seika ファルマ(株) % 21.8 21.5 34.4 28.2
KMバイオロジクス(株) % 27.3 65.0 44.4 44.0

世界で働く仲間

海外で働く仲間は全従業員の約30%を占めています。
グループ会社間の連携強化を図るため、社内報(日本語・英語・中国語)の発行や国内・海外の人財交流、勉強会などを行っています。

海外従業員数(主要国)

単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
アメリカ 567 561 571 627 636
スペイン 288 281 277 272 243
中国 953 1,094 1,092 1,071 1,157
インドネシア 648 648 730 781 769
シンガポール 279 282 316 293 277
タイ 394 394 407 430 419
インド 1,626 1,840 1,874 2,004 1,966
4,755 5,100 5,267 5,478 5,467

LGBTQ+に関する取り組み

明治グループではダイバーシティの推進の一環として、2018年度よりLGBTQ+に関する取り組みを始めました。具体的な取り組みとしては、各社人権研修でのLGBTQ+に関する理解促進、障がい者用トイレや多目的用トイレ表示を性別に関係なく使用できる表示への切り替え、採用担当者へのLGBTQ+の理解を促進する事前セミナーの実施などを行っています。

人財育成の強化

明治グループの持続的な成長に向け、戦略を遂行する高い能力を有する人財への投資を強化しています。一人一人の持つ知識・スキル・能力を強化し、その力を職務で最大限発揮できるよう取り組んでいます。

明治グループ能力開発方針

明治グループ能力開発方針

明治グループ2026ビジョンの「目指す企業グループ像」を実現するために

  1. 創造性・専門性を発揮し、世界のトップ企業に勝てる、チャレンジ精神あふれる人財を育成する。
  2. 個人の成長を会社の発展につなげ、組織力の底上げに貢献できる自律型人財を育成する。
  3. グループ理念を深く理解し、高いレベルでmeiji wayを実践し続ける人財を育成する。

グループ経営人財の発掘・育成

将来のグループ経営を担う「明治グループ経営人財」の発掘・育成に注力しています。事業の枠組みを超えて経営に必要なスキル・能力を定め、その開発に重点をおいた育成体系を構築しています。

明治グループの経営は、チーム力を発揮して持続的な成長をリードするため、「変革・戦略人財」「マネジメント」「スペシャリスト」の3つの特徴のいずれかを強みとするメンバーで構成することを目指しています。これからのグループ経営強化に向けては、経営人財の3つの特徴のうち、特に「変革・戦略人財」のパイプライン拡充が不可欠です。自ら率先して一歩先を行く戦略を描き、その実行をリードすることで、将来の外部競争環境を勝ち抜くことができます。そこで、2021年度から、執行役員とその候補から選抜したメンバーを対象とした「グループ経営人財育成プログラム」を始動しました。

一人一人の強みや個性を活かしながら、サクセッションマネジメントの根幹である「求める経営人財像(リーダーシップバリュー)」を見据えた成長を促す施策を実施し、グループ経営人財候補を育成していきます。

明治グループ経営人財の考え方
求める経営人財像(リーダーシップバリュー)

能力開発体系

「明治グループ能力開発方針」に基づき、従業員一人一人の成長とキャリア開発を図る能力開発体系を整えています。

ステージごとのビジネススキルアップを目指した階層別研修

明治グループの従業員として必要とされる基本的な知識・態度・心構えを習得する新入社員研修に始まり、論理的思考、貫徹力、チームを統率するスキル、ビジネスリーダーとしての資質と能力を高める研修を体系的に行っています。管理職に対しては、それぞれのステージごとに研修を実施し、自分のマネジメントスタイルを見直し、部下を育成する力を強化しています。上位管理職には組織の活力を引き出すマネジメント能力の向上、および経営リーダーを目指す自己革新意識の醸成を図る研修を実施しています。

グローバル人財育成に向けた研修の強化

世界をフィールドに成果を出せるグローバル人財育成を目的にさまざまな研修プログラムを実施しています。

  1. 自己啓発としての語学を習得する講座の設置
  2. 英語圏、中国語圏での異文化理解と語学の効果的・効率的勉強法を学習する語学研修
  3. 選抜した人財をビジネス語学校へ派遣し、実践的な語学を習得させる研修
  4. 海外に派遣し、現地におけるビジネス習慣等を厳しい環境下で実際に体験し、やり抜く力、多様性の理解、精神的なタフネスさを習得する研修

Meiji Seika ファルマ(株)では2017年から外国人講師による研修を実施しています。多様な文化を受け入れるためのグローバルマインドの醸成、グローバルリーダーとしてのリーダーシップやマネジメントスキルの習得を目的としており、これまで456人以上が参加しています。

次世代リーダーの育成

内から外へ、広い視野と高い視座をもった人財の育成を目的に、異業種交流やビジネススクールといった外部研修へ派遣しています。次世代リーダーに必要な経営感覚やマネジメント・リーダーシップ力を学ぶことから、次世代経営層に求められる戦略的思考、判断力、決断力、発信力の習得まで幅広い研修を実施しています。

自らの能力開発を支援する自己啓発型研修

チャレンジ精神あふれる従業員には応募型の自己啓発の機会を提供しており、従業員自らが能力開発をする支援体制も整っています。

自らのキャリアプランを考える自己申告制度の活用

キャリアプランなどを上司と話し合う自己申告制度を運用しています。従業員は自らの働き方やキャリア形成などを考える機会を得る一方、会社は本人の考えや状況を理解した上で、活躍の場の検討や育成に活用しています。

2021年度研修実績

受講人数 平均受講時間 平均受講費用(千)
階層別研修 2,507 27.3 29.2
グローバル研修
ダイバーシティマネジメント
404 10.5 21
次世代リーダー育成 122 38.6 384.7
部門別・グループ会社研修
自己啓発など
14,591 219.9 1.7

働きやすい職場づくり

健康経営の推進

従業員の心身の健康を経営的な視点から捉え、その維持増進に戦略的に投資することで、生産性の向上を図っています。グループスローガン「健康にアイデアを」を体現する企業として、従業員が健やかで活力ある状態を保つことが重要との考えのもと、その実現に向けて、「明治グループ健康経営戦略マップ」を策定・開示しています。現在の明治グループ従業員の健康課題として、肥満をもたらす生活習慣の改善(食事・運動・喫煙)を選定し、KPIを設定して施策を進めています。

明治グループ健康経営宣言

健康経営を推進していくための取り組み方針を、「明治グループ健康経営宣言」として表明しています。

明治グループ健康経営宣言

従業員とその家族が心身ともに健康であることは、従業員の生活を充実させるとともに、職場においてその能力を発揮する基盤であり、会社にとっても、生産性を高め、企業価値の向上をはかるための基盤であります。
私たち明治グループは、従業員が心身ともに健康で活力があり、快適に働ける会社をめざします。

  • 従業員は、自覚を持って自己とその家族の健康管理に取り組みます。
  • 会社は、従業員の健康管理能力の向上を積極的に支援します。
  • 会社は、従業員が心身ともに安心して働くことのできる職場環境づくりに努めます。

健康課題と重点目標

健康経営投資から施策の効果までのつながりを明らかにした「健康経営戦略マップ」を策定・運用しています。
従業員が心身ともに健康で活力があり、快適に働ける会社の実現という経営課題に向けた、解決すべき健康課題として『生活習慣病予防に向けた肥満者の減少』を掲げ、「食事」「運動」「喫煙」の生活習慣を改善することによって実現を目指していきます。なお、「健康経営戦略マップ」を活用した社内コミュニケーションにより、従業員ならびにその家族に向けた健康経営推進活動への理解促進、意識改革を推進していきます。

健康課題に向けたアプローチ 重点目標
生活習慣病予備軍(高リスク者)への取り組み強化 定期健康診断受診率100%
2次健康診断対象者のカバー率※1 100%
食生活改善 健全な食生活者比率の向上
(朝食欠食、就寝前食事摂取者の低減)
運動習慣とスポーツ奨励 ウォーキングキャンペーンの参加率※2を2023度までに70%にする
受動喫煙防止および禁煙奨励 就業時間内禁煙の徹底
従業員に禁煙を促し、希望する従業員をサポートする
  • ※1 カバー率:医療機関受診、産業医・保健師面談、人事面談により本人の状況を把握すること
  • ※2 ウォーキングキャンペーン参加者/全従業員

健康に関する数値の推移・取り組み実績

  単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
定期健康診断と生活習慣病予備群者 定期健康診断受診率 % 100 100 100 100 100
2次健康診断対象者カバー率 % - - 100 100 100
2次健康診断(精密検査)受診率  % - - 80.8 83.9 87
特定保健指導実施率 % - - - 29.2 41.3
適正体重維持者率※1 % 66.8 66.0 65.1 65.5 65.7
腹囲基準値超過率※2 - - 37.9 37.5 35.3
その他検診 胃がん健診受診率 83.9 83 82.6 82 84.4
大腸がん検診受診率 93.2 93.4 93.5 94.3 95.5
婦人科健診受診率 52.2 54.8 67.4 64.2 64.1
生産性 アブセンティーズム※3 - - 0.41 0.37 0.15
プレゼンティーズム(損失)※4 - - - 21.6 20.8
メンタルヘルス ストレスチェック受検率 % 94.6 93.8 93.5 93.4 94.2
高ストレス者比率 % - - 8.7 8.3 10.1
運動習慣 ウォーキングキャンペーン 参加率 % 49.5 54.9 58.6 59.8 61.7
達成率 % 29.4 30.8 32.6 37.0 37.0
運動習慣比率※5 % 22.2 21.2 24.4 26.7 27.6
食事習慣 朝食を食べない % 23.5 25.9 26.9 26.1 26.8
就寝前に食事を摂ることが多い % 38.4 38.8 37.8 31.9 31.6
受動喫煙防止及び禁煙 喫煙率 % - - 24.0 20.8 20.5
禁煙プログラム参加者数※6 - - 39 9 8
施策への参加率・満足度 参加率 生活習慣 e-ラーニング % - - - - 96
セルフケア e-ラーニング % - - - - 89.1
ラインケア e-ラーニング % - - - - 89.1
朝食改革セミナー % - - - - 46.7
満足度 e-ラーニング % - - - - 95.4
朝食改革セミナー % - - - - 91.0
  • ※1 適正体重維持者:BMI18.5 ~25未満
  • ※2 対象は35歳以上 腹囲男性85cm以上、女性90cm以上
  • ※3 健康問題による欠勤・休職日数総数/年度末の正社員数
  • ※4 健康問題による出勤時の生産性をSPQ(東大1項目版)にて測定
  • ※5 運動習慣:週に2回×30分以上の運動
  • ※6 健康保険組合の禁煙プログラムに参加した人数
  1. 受動喫煙防止および禁煙の取り組み

明治グループでは、従業員の健康増進と安心して働ける職場環境づくりを目的に、各事業所にて受動喫煙防止および禁煙に向けた取り組みを行っています。具体的には、職場の完全分煙、従業員に禁煙を促し希望する従業員のサポート、就業時間内の喫煙禁止などを行い、従業員の健康維持・増進につなげています。また、社長自らの禁煙エピソードを盛り込んだ、卒煙を呼び掛けるトップメッセージをポスターにして各事業所に掲示し、全社員に向けて禁煙への意識醸成を図っています。

  1. 『朝食改革セミナー』を全国事業所で実施

明治グループ従業員の生活習慣課題である「朝食欠食」の改善に向けて、(株)明治 広報部の食育チームとの共催で『朝食改革セミナー』を全国事業所にて実施しました。からだをつくる「たんぱく質」を意識した朝食摂取の重要性を学ぶと共に、自社製品「TANPACT」を配付し、朝食を習慣化する動機づけを促進しました。

朝食改革セミナー
  1. 「健康経営優良法人」に6年連続で認定

従業員の健康に対する取り組みが評価され、明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)は、「健康経営優良法人認定制度(経済産業省)」に基づく、健康経営優良法人に6年連続で認定されました。
また、KMバイオロジクス(株)も2年連続で健康経営優良法人に認定されました。

健康経営優良法人 2022 Health and productivity ホワイト500

健康経営度調査フィードバックシート

働き方改革の促進

従業員が健康でいきいきと働ける環境づくりは、企業の責任であると考えています。その実現に向けて、ワークライフバランスに配慮した働きやすい職場環境の整備に努めています。

柔軟な働き方の促進

従業員それぞれのライフイベントにおいて、その能力を最大限発揮できる環境を整えています。

  • 在宅勤務制度の導入
  • フレックスタイム制度の導入
  • 男性従業員の育児休業取得支援
  • ライフイベントを迎えた従業員の就業継続支援制度の運用徹底
  • 育児・介護に関する各種制度
育児・介護 産前休職 妊娠~産前46日
産前産後休暇 産前45日、産後56日
育児休業 子どもが満3歳まで取得可能
育児短時間勤務 労働時間の短縮・繰り上げ・繰り下げ・所定外・深夜業の免除、フレックスタイム制度適用
介護休暇 対象家族1人につき年間5日取得可能
介護休業 対象家族1人につき通算365日取得可能
介護 勤務時間の短縮などの措置 労働時間の短縮・繰り上げ・繰り下げ・所定外・深夜業の免除、フレックスタイム制度適用
手当など 出産・育児支援 本人・配偶者の出産時(出産祝金・育児用品)
次世代育成手当 20歳までの扶養する子どもを対象
共済会制度 出産祝金・ベビーシッター利用額の50%(30日以内)・入学祝金・遺児育英年金 ほか
単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
育児休業取得者 30 40 68 123 190
222 248 335 330 332
育児短時間勤務者 2 3 6 7 6
229 262 385 402 458
育児休業後、6カ月後の復職率 % 100 100 100 100 100
育児休業後定着率 % 100 98 99 100 100
介護休暇・休業利用者 5 7 12 13 8
  • ※ 2017年度・2018年度:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)単体の合算。
    2019年度以降:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)単体の合算。

長時間労働の是正

業務の効率化や労働時間の管理を徹底し、長時間労働の是正に向けて取り組んでいます。

  • 適正な労働時間の申告・管理の徹底
  • ノー残業デー(週1回)実施の徹底
  • 会議効率化の推進
  • 職場単位での業務の見直しと効率化
  単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
平均残業時間(従業員一人当たり) 時間/月 12.8 13.0 12.7 10.1 12.7
  • ※ 2017年度・2018年度:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)単体の合算。
    2019年度以降:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)単体の合算。

年次有給休暇の取得促進

啓発活動を通じた意識の醸成や、従業員に向けた個別のフォローなどを実施し、年次有給休暇の取得促進を図っています。

  • 連続した年次有給休暇(5日間)の取得奨励
  • 連続年休にあたっての社長メッセージ発信による啓発 
  • 期初での取得日設定と職場内での共有
  • 期中に年次有給休暇の取得状況を確認し、未取得者へのフォローを実施
  単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
年次有給休暇取得率 % 63.8 67.0 71.5 67.3 68.5
  • ※ 2017年度・2018年度:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)単体の合算。
    2019年度以降:明治ホールディングス(株)、(株)明治、Meiji Seika ファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)単体の合算。

労働安全衛生の強化

「明治グループ労働安全衛生ポリシー」に基づき、「安全は全てに優先する」の認識のもと、職場の安全確保に継続的に取り組むとともに、従業員の健康維持・増進に努めています。

マネジメント体制

明治グループでは、休業を要しない不休災害から死亡災害まで全ての労働災害発生ゼロを目標に掲げ、各社の中央安全衛生委員会が中心になり、各年度の重点取り組み事項を設定した上で、PDCAサイクルを回しながら事業・事業所に合わせた活動を推進しています。

労働災害ゼロに向けた取り組みと労働災害発生状況の推移

労働災害ゼロに向けて、設備面、作業面のリスク低減を、協力会社と連携して取り組んでいます。また安全監査・点検を実施し、各事業所の労働災害や法令違反の未然防止に努めています。さらに労働災害が発生した場合は、原因究明を行った上で、設備の安全点検や対策を行い、再発防止に取り組んでいます。

2021年度に発生した労働災害に対する対策防止策(各事業会社における最多要因に向けたものを抜粋)

事業会社 主な災害 対策
(株)明治 挟まれ、巻き込まれ
  • 稼働部、回転部への安全カバー設置
  • トラブル時の処置作業手順見直し
  • 動いている機械に手を出さないことへの再徹底
Meiji Seika ファルマ(株) 転倒
  • 転倒災害防止の取り組みを実施
  • 高年齢労働者の転倒災害防止の観点から、体力測定の実施
  • 抽出リスクの改善、工場従業員へ周知展開
KMバイオロジクス(株) 動作の反動、無理な動作
  • 高年齢者の身体機能低下の防止
    (スロースクワット等,日常的なエクササイズの導入)
  • エイジアクション100(厚生労働省推奨:高年齢労働者の安全と健康確保のためのチェックリストを活用した職場改善ツール)を活用した現場の問題点の特定、高年齢者の視点に立ったリスクアセスメント、ハザードマップ、KY活動の展開

労働災害発生状況

単位 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
休業災害件数 - - - - -
日本 - 14 14 13 34
海外 - - - - -
休業災害度数率※1 - - - 1.14 1.03 1.09
日本 - 0.69 0.71 0.86 0.86 1.07
海外 - - - 1.82 1.52 1.16
日本の製造業平均※3 - 1.02 1.20 1.20 1.21 1.31
休業災害強度率※2 - - - 0.0534 0.0198 0.0211
日本 - 0.0328 0.0494 0.0523 0.0214 0.0218
海外 - - - 0.0630 0.0031 0.0164
日本の製造業平均※3 - 0.08 0.10 0.10 0.07 0.06
労働災害死亡者数※1 - - 0 0 0
日本 0 0 0 0 0
日本(下請事業者) 0 0 0 0 0
海外 - - 0 0 0
  • ※1 2017年度・2018年度は国内連結子会社および沖縄明治乳業(株)の工場、研究所を対象範囲に含む(ただし、KMバイオロジクス(株)、明治飼糧(株)、大蔵製薬(株)は除く)。
    2019年度から国内連結子会社、沖縄明治乳業(株)および(株)明治とMeiji Seikaファルマ(株)の生産系海外グループ会社の全ての事業所を対象範囲に含む。
  • ※2 2017年度・2018年度は国内連結子会社および沖縄明治乳業(株)の工場、研究所を対象範囲に含む(ただし、KMバイオロジクス(株)、明治飼糧(株)、大蔵製薬(株)は除く)。
    2019年度から国内連結子会社、沖縄明治乳業(株)および(株)明治の生産系海外グループ会社を対象範囲に含む。
    休業災害度数率:死傷者数÷延べ労働時間数×100万
    休業災害強度率:労働損失日数÷延べ労働時間数×1,000
  • ※3 出典:厚生労働省「労働災害動向調査」

ISO45001認証取得状況

(2022年10月1日現在)

  • 食品セグメント

    日本 21工場、1研究所、6グループ会社
    海外 1グループ会社

  • 医薬品セグメント

    海外 1グループ会社

  • その他

    日本 1研究所

各事業・事業所ごとの従業員に向けた労働安全衛生教育の充実

明治グループでは各事業・事業所に合わせた安全衛生教育を実施しています。

(株)明治では法令や過去の災害の再発防止をまとめた「安全衛生ハンドブック」を活用し、従業員への労働安全衛生教育を行っています。また、過去の事故事例と教訓を示すパネルや安全体感設備などを備えた社内研修設備を活用し、風化防止に向けた教育も推進しています。

Meiji Seika ファルマ(株)では事業所内での職場巡視に加え、他事業所の安全衛生担当者による安全パトロール、外部コンサルタントによる安全診断を実施し、その結果を全事業所で共有化するとともに、従業員の労働安全衛生教育に活用しています。また両社では、類似災害が再発しないよう、事業会社を超えた情報共有をしています。

KMバイオロジクス(株)では休業災害ゼロに向けて、設備面、作業面のリスク低減への取り組みを行っています。また労災の再発防止に向け、過去の事故事例を紹介した「安全教育カード」を作成し、各工場にて安全衛生教育を実施しています。

主な教育

2020年度実績/単位:人

事業会社 教育名称 プログラムの内容 対象者 受講者数
(株)明治 事故の歴史から学ぶ研修 過去の重大災害の発生状況を通じ、風化防止、再発防止や安全意識の醸成、危険に対する感受性の向上を図るための研修 全従業員 170
「リフター下部作業」 教育者訓練 認定作業者制度を導入しているリフター下部作業について、認定作業者への指導にあたる「教育者」に対し、必要な知識や技能を習得させる訓練 設備環境管理者 7
ISO45001内部監査員養成研修 OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)に基づく内部監査員に必要な知識・意識の習得と実践について教育する研修。 OSHMS内部監査員 40
Meiji Seika ファルマ(株) 危険体感研修 従業員の危険感受性向上を目的とした参加型の体感研修 作業員 192
転倒等リスク評価セルフチェック エイジフレンドリー対策の一環とした転倒防止対策。アンケートによる事前自己評価をした上で体力測定を実施し、乖離を把握することを目的としている。 50歳以上 従業員 75
労働安全衛生法規
安全リスクアセスメント研修
中央労働災害防止協会・外部コンサルタントを講師として、リモートによる労働安全衛生法規の要点やハザード抽出・リスク評価・再発防止策に至るリスクアセスメント研修 工場・研究所
本社従業員
300
KMバイオロジクス(株) 転倒防止研修 転倒の発生原因、重症化しやすい労働者の属性等を過去の事例や医学的根拠から学ぶ。下肢の機能低下による転倒防止対策として、ロコチェックやスロースクワットを体験し、受講後も継続してもらうための研修 作業員 315
低圧電気取扱業務特別教育 配電盤室、変電室等区画された場所に設置する低圧の電路のうち充電部分が露出している開閉器(スイッチ)の操作の業務に従事する者を対象とした研修 作業員 87
酸欠作業特別研修 酸欠や硫化水素中毒の恐れがある現場で、事故を防ぎ安全・衛生的に作業を行うための知識を身につける研修 作業員 178

従業員エンゲージメントの向上

労働人口減少や多様な働き方の広がりなどにより労働市場の価値観も大きく変化する中、これからの会社と従業員は自律的に「選び、選ばれる関係」であることが望ましいと考えます。そうした状況下で明治グループが持続的な成長を果たすためには、従業員が会社の目指す姿を理解・共感し、やりがいを感じながら意欲的に仕事に打ち込める状態を創ることが欠かせません。

「2023 中期経営計画」では、従業員エンゲージメントを重要な経営課題の一つに据え、役員報酬とも連動する目標値としてエンゲージメントスコアを掲げました。
経営層からのビジョンの発信強化や、職場での対話機会の創出などにより、会社と従業員が一体となって明治グループの成長に向かう風土づくりを推進していきます。
また、従業員のエンゲージメント状態を把握し、早期に改善活動につなげていくために、毎年1回エンゲージメントサーベイを実施しています。

  • ※ 従業員の会社への共感指数として、会社・仕事・上司・職場に関する質問について期待度と満足度から算出
エンゲージメントスコアの結果
エンゲージメント向上の取り組み

「meijiブランドプロジェクト」による社内コミュニケーション強化

グループスローガン「健康にアイデアを」の社内浸透・体現を図るべく、meijiらしい健康価値創出に向けた社員の意識・行動変容を促すプロジェクトを実施しています。経営トップ層と若手従業員が「meijiらしい健康価値」や「明治グループのビジョン」等について直接議論を交わす『経営トップと語ろう!』や、職場での対話を通じて「健康アイデアを」の体現や事業活動を通した社会課題の解決を考え、実行する『職場ミーティング』の定期開催などを通じ、会社の目指す姿への理解・共感を図るとともに、階層間・社員同士のコミュニケーション活性化を行っています。

従業員主体の行動変容を促す「企業理念・行動指針 事例発表会」の開催

KMバイオロジクス(株)では、企業理念・行動指針を体現した活動を従業員主導で全社に紹介し、成果を共有する「企業理念・行動指針 事例発表会」を毎年開催しています。2020年に開催された事例発表会では、各部署から170を超える活動が寄せられました。そのうち、①メンバー全員がリーダーシップを発揮できるようコミュニケーション強化や相互理解などさまざまな取り組みを行い、省人化・残業削減にも繋げた包装工程チーム ②赤ちゃんを迎えるお母さん・お父さんの目線に寄り添い、情報誌のリニューアル・発行エリアの拡大を図った新生児マススクリーニング検査課の取り組みの2件が最優秀賞に選ばれました。この事例発表会は、従業員のモチベーションはもとより企業競争力の向上にもつながっています。

最優秀賞受賞チーム (左)製剤部包装課 (右)新生児スクリーニングセンター検査課

労使関係

(株)明治は「明治労働組合」、Meiji Seika ファルマ(株)は「Meiji Seika ファルマ労働組合」が組織されており、両労働組合をつなぐ組織として「明治グループ労働組合連合会」があります。KMバイオロジクス(株)では、「KMバイオロジクス労働組合」が組織されています。明治グループでは会社経営を行う上で健全な労使関係が重要であるとの認識の下、各社における定期的な労使協議や賃金引上げおよび賞与に関する協議、安全衛生活動など、さまざまな課題解決、適切な事業運営に向けた取り組みを行っています。それぞれの労働組合においてユニオンショップ制度を採用し、管理職を除く対象となる正社員は100%労働組合に加入しています。