meijiと始めるエシカル消費

買い物の基準に、「おいしい」「楽しい」「手軽に買える」以外の新しい判断軸を。
人や社会、環境を思う商品選びが、世界を変える第一歩になります。
meijiと共に人と地球のより良い未来へ。

エシカル消費とは?

エシカル消費とは「地域の活性化や雇用なども含む、人や社会、環境に配慮した消費行動」のことです。2015年の国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)においても「持続可能な生産・消費形態の確保」が掲げられており、「つくる責任 つかう責任」が目標の一つに掲げられています。私たち一人一人が社会的な課題に気付き、日々の買い物を通して、その課題の解決のために自分は何ができるのかを考えてみること、これがエシカル消費の第一歩です。

出所:消費者庁『消費者基本計画』

世界で起こるさまざまな社会課題――。
皆さんはどのような課題に関心がありますか?

児童労働

カカオ生産国の第1位、第2位であるコートジボワール、ガーナでは18歳未満の児童労働者は156万人に上るとされています。meijiは、西アフリカのカカオ栽培における児童労働・強制労働撲滅のためのNPO「International Cocoa Initiative(ICI)」に日本企業として初めて加盟し、その活動に貢献しています。カカオ生産国における社会課題は、それだけではありません。カカオ農家の生活向上や森林減少抑制に向け、meijiは2006年からさまざまな産地へ足を運び、カカオ農家を支援する活動「メイジ・カカオ・サポート」に取り組んできました。苗木、肥料、発酵箱の寄贈など高品質のカカオ豆を安定的に生産していただくための活動や井戸の整備や教育支援など、産地の課題に合わせた支援を行っています。meijiのチョコレートは、こうした地道な取り組みを通じて、皆さんのお手元に届けられています。

出所:「NORC Report」(シカゴ大学、2020年)

酪農における環境負荷

酪農は、高品質な栄養源の供給や雇用の創出による地域経済の活性化などさまざまな価値を提供してくれています。一方で、牛が排出するメタンなどによる地球温暖化への影響、糞尿による悪臭や水質汚染といった環境問題に加え、働く人の人権、アニマルウェルフェアなどのさまざまな課題もあります。meijiは、1997年ごろから牛と環境に配慮した牛乳づくりを掲げ、北海道網走郡津別町の酪農家の方々と連携してオーガニック牛乳を開発しました。オーガニック牛乳とは、有機酪農で生産された生乳のみを使用した牛乳です。有機酪農では、化学肥料などを使用せず、環境負荷低減に配慮して栽培された飼料を与え、ストレスの少ない環境で牛を飼養します。また、牛の排泄物は堆肥として飼料を栽培する農地へ還元されます。meijiはこれからも牛や環境に配慮しながら、牛乳の新しい価値を提案していきます。

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明治オーガニック牛乳

森林面積の減少

1990年以降、世界では1億7800万ヘクタールの森林が失われるなど、森林面積の減少が続いています。その原因のひとつが農地へ転用するために行われる森林伐採であり、カカオ生産国では農園拡大に伴う森林減少が問題となっています。
meijiは10年以上にわたり、ブラジルで「アグロフォレストリー農法」によって栽培されたカカオを使用したチョコレートをつくっています。この農法は、森林伐採後の土地に自然の生態系にならった多種の農林産物を共生させながらカカオを栽培するというもの。「森をつくる農業」とも呼ばれています。
また、「きのこの山」「たけのこの里」「明治北海道十勝スマートチーズ」などの容器・包装には、適切に管理された森林の木材や再生資源などを使用したFSC®認証紙を使用しています。

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FSC ®認証紙を使用している商品の一例

プラスチックごみ汚染

2050年には「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」と予測されています※1。そして、日本は1人あたりの容器包装プラスチックごみの発生量において、世界第2位※2の国です。
meijiは、商品の品質を確保しながらパッケージに使用するプラスチックの使用量を削減しています。その一環として明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプの6本入りのラベルレスタイプを発売しました。また、宅配専用商品にリサイクルPET樹脂を100%使用したペットボトル容器を採用するなど、さまざまな取り組みを通じて、プラスチック使用量の削減を目指します。

※1出所:世界経済フォーラム(2016)

※2出所:UNEP (2018)

地球温暖化・気候変動

2021年、大気中におけるCO2の平均濃度は近代的な観測が始まってから過去最高となりました。地球温暖化によって海面上昇や気候変動など、深刻な問題が引き起こされており、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「脱炭素社会」の実現が求められています。
meijiでは、これまで牛乳などのパッケージに使用していたプラスチックを、有機資源由来のバイオマスプラスチックへ切り替えたり、ストロー付き飲料商品のストローにバイオマスプラスチックを配合するなどの取り組みを行っています。化石資源から作られるプラスチックとは異なり、CO2排出量の削減が期待できます。
さらに物流の一部では、トラックから鉄道による輸送へと切り替えるモーダルシフトを実施。脱炭素化によってCO2排出量を削減し、地球環境への負荷軽減に貢献していきます。

出所:アメリカ海洋大気庁(NOAA)

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パッケージやストローにバイオマスプラスチックを使用している商品の一例
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鉄道で輸送しているザバス(粉末プロテイン)

食品ロス

農林水産省および環境省の推計によると、2021年度の国内の食品ロス量、つまり、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品は523万トンにもおよび、このうち家庭からは244万トンの食品ロスが発生しています。
meijiでは、製造ラインの衛生性とパックの機能性を高めることで牛乳の賞味期限延長などを実現。幼児用液体ミルクも、当初10カ月だった賞味期限を段階的に18カ月まで延長しています。また、賞味期限切れによる廃棄物削減に向けて、賞味期限が1年以上の商品を「年月日」から「年月」に変更しました。さらに関連団体との協働を通じて、さまざまな角度から食品ロス削減に取り組んでいます。

※出所:環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和3年度)」
写真:
賞味期限を延長した商品の一例

ダイバーシティ

年齢や障がいの有無、性別、国籍などに関わらず、さまざまな立場の人が参加・活躍できる社会の実現に向けて、ダイバーシティ推進の機運が高まり、生活スタイルも多様化してきました。
生活に根差した商品を扱うmeijiだからこそ、パッケージも誰もが分かりやすく使いやすいものにしたいと考えています。例えば、明治メイバランスMiniカップは、容器の設計に工夫を凝らしました。誰もが使いやすいことを目指し、自然と持てる丸形プラスチック容器、吸いやすく、横になっても飲めるストローを採用するなど、ユーザビリティを考えた容器となっています。さらに、お客さまの声をもとにストローを袋から取り出しやすくするなど、常に改善を行っています。

写真:ユニバーサルデザインを採用した商品
明治メイバランスMiniカップ
日本パッケージングコンテスト2015 ジャパンスター賞受賞、 世界包装機構 ワールドスター2016受賞

エシカルトピックス

  • 2024年03月28日

  • 2024年03月01日

  • 2024年01月10日

  • 2023年12月05日

  • 2023年11月27日

関連する外部イニシアチブ

あふの環2030プロジェクト
~食と農林水産業のサステナビリティを考える~

「あふの環(わ)2030」は、SDGs達成を目指し、食品や農林水産物のサステナブルな生産と消費を推進することを目的として、農林水産省により立ち上げられたプロジェクトです。明治グループは「あふの環2030」への参加を通じてサステナブルな生産と消費に貢献していきます。

ロゴ:あふの環 2030
あふの環プロジェクト
おやつのチョコレートも、
コップ一杯の牛乳も。
背景にあるストーリーに思いを
馳せれば、選び方が変わるはず。
人と地球の未来を変える行動を
meijiは商品を通してサポートしていきます。