CEOメッセージ

「市場・事業・行動」を変え、
明治ROESG®の進化と企業価値向上を目指します

明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO
川村 和夫

当社は、2018年に策定した「明治グループ2026ビジョン」の実現を目指しています。ビジョンには、創業精神の一つである「栄養報国」を原点とし、これまでの100年で培った強みに新たな技術や知見を取り入れ、「食と健康」で一歩先を行く価値を創造しながら、グローバルに成長していくという意思を込めています。2021年からはグループスローガンを「健康にアイデアを」に刷新し、特に「健康」というフィールドでこれまで以上に大きな役割を果たしていきます。

さて、本年5月に発表した「2026中期経営計画」は、「変える」というコンセプトのもと策定をいたしました。国内外における様々な外部環境の変化がある中で、明治グループとして適応し、さらには変化を先取りし、市場を変え、事業を変え、行動を変えていく企業になりたいと考えています。

また、中期経営計画の経営目標においては、前中計から実践している明治ROESG経営の進化と企業価値向上を目指します。明治ROESG経営の進化では、社会課題の解決を事業戦略に取り込み、サステナビリティ・イノベーションを推進し、経済価値と社会価値を同時に実現すること(トレード・オン)で持続的な成長を実現してまいります。企業価値向上では、企業活動のプロセス改善で重要となる技術、ブランド、人材、ESGなど非財務の価値を高め、各指標をモニタリングしながら経営及び事業改善を進め、明治ROESGの達成に繋げてまいります。

「世の中が変わったから自分たちも“変わる”」のではなく、「世の中を自分たちが“変える”」という変化を主導する気概をもち、グループ一丸となってステークホルダーの皆さまの期待に応えてまいります。
今後も皆さまからの一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年6月

「ROESG」は一橋大学教授・伊藤邦雄氏が開発した経営指標で、同氏の商標です。