CEOメッセージ

写真:明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 松田 克也

「栄養報国」から「Well-Being」へ――
変革と成長の新たなステージへ

明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO
松田 克也

変革への覚悟と責任

2025年6月の代表取締役社長CEO就任以来、厳しい経営環境と向き合う中で、これまでの事業のあり方を抜本的に見直す必要性を強く認識しています。2026年度は「2026中期経営計画」および「2026ビジョン」の最終年度という重要な節目となります。当初の営業利益目標の達成は困難な状況にありますが、その事実を真摯に受け止め、次なる成長を見据えた構造改革を加速しています。事業ごとの収益性や将来性の見極め、成長が期待される領域への経営資源の投下に加え、理念や戦略に合致しない領域の縮小や撤退も視野に構造改革を推進しています。

未来を見据えた長期視点の経営を推進
「栄養報国」から「Well-Being」へ

写真:明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 松田 克也

現在、2035年を見据えた新たな長期ビジョンの策定を進めています。

明治グループの原点は、「栄養報国」の精神にあります。「栄養」の意味する価値が時代とともに変化し、単に栄養を提供するだけでなく、人々の健康、さらには一人一人の「Well-Being」の実現へと広がっています。

私たちは、「人に寄り添う」企業として、生涯にわたり人々の健康と生活に関わり続ける存在でありたいと考えています。同時に、私たちの事業は、乳やカカオなど自然由来の資源に支えられています。こうした資源を活用して価値を創出している企業として、人だけでなく、動植物や森や海、社会や地球を構成するあらゆる要素を含めた「この地球(ほし)」の健康に貢献していくことが、これからの私たちの使命です。サステナビリティはその根幹であり、自然からいただく資源と独自の技術を掛け合わせながら、より大きなスケールで社会に価値を届けていきます。次期ビジョンにこうした考えを織り込み、次なる成長につなげていきます。

食品と医薬品の融合による新たな価値創造と企業文化の変革

明治グループの最大の強みは、「食品」と「医薬品」という二つの領域を併せ持つ点にあります。この強みを活かし、食による健康づくりと医薬による治療をつなぐ新たな価値創造に挑戦しています。医に寄り添う食品など、これまでにない発想による事業開発も進めており、明治ならではの独自価値を社会に提供していきます。私たちは、次の時代に向けても革新的な挑戦を続けていきます。

また、こうした変革を実現する原動力は、人財にあります。変革への意志を持ち、自ら行動できる自律した人財を重視し、挑戦する機会を積極的に創出しています。新規事業においては、意欲ある社員に大きな権限を委ねるとともに、失敗を恐れず挑戦できる企業文化の醸成を進めています。多様な人財が能力を発揮し、成長できる環境づくりを通じて、組織全体の活力を高めていきます。

明治グループならではの社会への価値提供

写真:明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 松田 克也

明治グループは、1916年の創業以来110年の間、人々の健康を支える企業として、社会に新たな価値を提供し続けてきました。これまでに培った技術と明治グループならではの強みを最大限に生かし、まだ世界に存在しない事業や商品を生み出すことで、これからも社会に貢献していきます。

新たな市場と価値を創造し、社会に貢献し続ける企業へ。
その未来に向けて、私たちは覚悟を持って取り組んでまいります。