貢献するSDGs

社会課題:健康な食生活への貢献

目標

健康な食生活に貢献する商品の創出

2018年度実績

健康志向商品:47

目標

2018年度から2020年度までの3カ年の食育実施 累計50万人

2018年度実績

食育実施人数 19.6万人

  • ※ (株)明治単体

健康志向商品の創出

多様化するお客さまの健康ニーズを捉え、食品・薬品で培った強みと、栄養・医薬分野の先進的知見を最大限に発揮し、新たな健康価値を提供します。2018年度は「明治プロピオヨーグルトLG21プレーン」「チョコレート効果86%26枚入り」「オリゴスマートミルクチョコレート」など47品を上市しました。

乳酸菌、カカオの健康成分をいかした商品開発

乳酸菌の可能性に着目し、新たなプロバイオティクスの開発や健康成分カカオポリフェノールに着目した高カカオチョコレート商品の拡充を目指します。

新規健康素材を活用した商品開発

運動や身体活動による健康の実現をサポートする新規素材の探索、健康素材を添加することで機能強化を図った商品開発を目指します。

低糖質、低脂肪、低カロリー等の商品

お客さまの低糖質、低脂肪、低カロリーなど時代にあった健康ニーズに対応した商品の開発・提供を進めます。

付加価値型栄養商品の創出

必要な栄養分の摂取、栄養バランスの改善等、食を通じた栄養改善が注目を浴びる中、明治グループでは、独自の栄養研究と栄養設計技術を生かし、お客さまが必要とする栄養分をバランス良く摂取できる商品を提供しています。商品そのものの進化は当然のこと、容量、形状、パッケージなども含め、トータル的な商品開発に引き続き努めてまいります。2018年度は「(ザバス)MILK PROTAIN 脂肪0 ココア風味200ml」「明治ほほえみらくらくミルク240ml」など32品を上市しました。

スポーツ栄養商品・乳幼児栄養商品・メディカル栄養商品

明治グループの栄養研究と栄養設計技術をいかし、必要な栄養分をバランス良く摂取できる付加価値の高い商品の提供を通じて、乳幼児、スポーツ競技者・愛好家、高齢者の皆さまを栄養的側面からサポートします。

高付加価値の乳幼児用ミルクを通して健全な発育に貢献

1923年日本で初めてビタミンB1を添加した乳児用ミルクを発売して以来、明治グループは乳幼児の健全な発育に貢献する乳幼児栄養事業を進めています。現在は乳児を対象とした母乳代替ミルク「ほほえみ」、幼児期に必要な栄養を補助する「ステップ」を中心に、乳幼児の健康をサポートしています。また、誰でも簡単にミルクを作れる「キューブタイプ」の粉ミルクを世界で初めて開発し、深夜の授乳や家族みんなでの育児に貢献しています。2019年3月には、常温でそのまま飲めて長期保存が可能な「液体タイプ」も発売。外出時の授乳はもちろん、災害時の備蓄用にも安心して利用できます。

健康な食生活・食文化の普及・啓発

お客さまの健康な食生活を支える企業として、商品の提供や食生活や食文化についての情報発信を行い、普及・啓発に努めています。

食育活動の拡充

「食の大切さ、楽しさ」「食のバランス」「食の安全・安心」の3つを柱にお客さまのこころとからだを育む活動で社会に貢献します。
2006年度からスタートした小中学生を対象の出前授業を中心とした一般食育セミナー(みるく教室、カカオ・チョコレート教室、運動と食事教室、うがい・手あらい教室など)と、2016年度からスタートしたオリンピック・パラリンピック教育プログラムなどコンテンツの展開を強化していきます。

単位 2018年度
食育実施人数 万人 19.6
  • ※ (株)明治単体

海外の食育活動

海外の明治乳業(蘇州)有限公司では、子どもたちを中心に年間約3,000人を対象にした食育活動を実施しています。乳牛や牛乳・ヨーグルトに関する知識、栄養に関する情報提供だけでなく、ヨーグルトを使ったアレンジ体験など楽しく学べるプログラムを行っています。

工場見学の充実

国内7カ所の工場見学施設「明治なるほどファクトリー」では、明治グループ理念に掲げる「おいしさ・楽しさ」「健康・安心」に関する「なぜ?」と不思議に感じる部分に触れてもらい、体験を通じてお客さまが「なるほど!」と学ぶことで、(株)明治をよりよく知っていただくことをコンセプトにしています。

単位 2018年度
工場見学来場者数 万人 21.2
  • ※ (株)明治単体

海外の工場見学

海外では明治シュエガオ(広州)有限公司、明治乳業(蘇州)有限公司、明治制果食品工業(上海)有限公司の3つの工場が、「科学技術普及基地」として、社会科校外学習に適した模範的な企業として認定されており、年間約1万人が来場されています。

スポーツを通した栄養サポート

「スポーツを通して、すこやかな成長と強いカラダ、強い気持ちをつくる」基盤を食事や栄養面からサポートしています。全国で行われる栄養講習会では、望ましい食事の理解や正しいサプリメントの活用方法などスポーツ栄養の情報発信を幅広く行っています。また協会・連盟と連携し、未来のトップアスリートの選手育成を栄養面からサポートしています。若い豊かな才能を伸ばし、多方面で活躍できる、可能性あふれる世代と、その指導者の方々を、今後も「スポーツ栄養」の分野から応援していきます。

単位 2018年度
スポーツ栄養セミナー参加者数 万人 7.2
  • ※ (株)明治単体

乳・乳酸菌・カカオに関する情報の発信・普及

明治グループでは、製品の主原料である乳・乳酸菌・カカオに関する情報について、各種学会、シンポジウムなどでその研究成果を適宜公表しています。また、一般のお客さまに対しては、「乳・乳酸菌・カカオ」のもつ健康へのよい影響について食育、工場見学などの機会を通じて分かりやすく解説しています。それらの情報を広く世の中に伝えていくことは私達の使命であり、引き続き、普及啓発活動に努めてまいります。

関連サイト

社会課題:超高齢社会への対応

目標

超高齢社会に貢献する商品の創出

2018年度実績

超高齢社会に貢献する商品:6

  • ※ (株)明治単体

超高齢社会に貢献する商品の創出

栄養に関する明治グループ独自の研究と設計技術をいかし、お客さまが必要な栄養分とエネルギーをバランス良く摂取できる商品を提供します。

おいしさと使いやすさを兼ね備えた栄養食品・流動食の開発

ライフスタイルの変化により、飲食するシーンも多様化しています。容量、形状、パッケージなども含めた、トータルでの商品開発に努めてまいります。 2018年度は「明治栄養アップペースト」など6品を上市しました。

栄養食品・流動食

低栄養啓発活動

高齢者の健康課題の一つとして、低栄養があります。明治グループでは高齢者が低栄養に陥るプロセスを説明し、生き生きとした毎日を送れるよう、啓発活動を実施しています。

医療・介護従事者や高齢者に向けた勉強会の開催

当社社員が医療や介護に従事する専門職の方々や高齢者の皆さまに向けた勉強会を開催し、摂るべき栄養や食事内容、食事法などを説明しています。

明治栄養ケア倶楽部での情報発信

(株)明治ホームページにおいて低栄養に関する情報発信を行っています。

社会課題:発展途上国における栄養改善

発展途上国における栄養情報の発信・普及

発展途上国では貧困層を中心に、低栄養の課題があります。食に携わる企業として、栄養改善に取り組む関連団体と協力し、栄養情報の発信・普及により食生活への意識向上を図るなど、課題解決につながる取り組みを行っていきます。

「栄養改善事業推進プラットフォーム」への参加

(株)明治は、「栄養改善事業推進プラットフォーム(Nutrition Japan Public Private Platform:NJPPP)」に参加しています。
このNJPPPは、日本政府が2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けて世界的な栄養改善の取り組みを強化することを表明した「新興国・途上国を含む各国の栄養改善のため、官民連携を通じた包括的ビジネスを含む事業の国際展開を進める」枠組みです。2015年に国際連合で採択された「持続的な開発目標(SDGs)」にある健康・福祉の推進や飢餓の撲滅など複数の課題解決につながる取り組みを行っています。

国際協力機構(JICA)のSDGsビジネス支援事業に採択

(株)明治がベトナムの女性工場労働者の栄養改善を目的に行う、栄養知識や栄養食品の普及に関するビジネス化事業が、国際協力機構(JICA)のSDGsビジネス支援事業に採択されました。この事業は、ベトナムの企業が当社の女性向け栄養強化ミルクを購入し、女性工場従業員へ提供または販売することで、従業員の栄養状態を改善していくものです。同時に従業員への食育を通じて、製品の販売促進・食生活の改善を目指します。

社会課題:医薬品の安定供給

感染症治療薬・中枢神経系用薬・ジェネリック医薬品・ワクチンの安定供給

薬品事業では、リスク評価を実施し、不測の事態にも柔軟に対応できる供給網の整備のために国内外にわたる生産体制の増強など、信頼性ある製剤の安定供給への体制を整えています。

国内外生産拠点の最適化による低コスト、安定供給体制の整備

国内と海外(タイ・インドネシア・インド・中国)の生産拠点を最適化し、低コストで安定した供給体制を整備していきます。

ワクチンの安定供給

KMバイオロジクス(株)では、新型インフルエンザワクチン、自社のみが製造しているシングルサプライ製品など数多くのワクチンを製造しています。なかでも、新型インフルエンザワクチンは国から助成金を受けており、新型インフルエンザ発生に備え国民の約半数に当たる約5,700万人分のワクチン生産体制を整備しています。

医薬品アクセスの向上

発展途上国や新興国における医薬品アクセスの向上を目指し、各関連団体と連携した取り組みを進めていきます。

Stop TB Partnershipを通じた結核患者への「カナマイシン」の供給

出典:Stop TB Partnership

現在、年間約1,000万人の結核患者のおよそ5%にあたる約50万人に多剤耐性の症状があると推定されています。当社の抗結核薬である「カナマイシン」は多剤耐性の結核症に効能が認められています。患者さんへの「カナマイシン」の供給は、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)のひとつであるStop TB Partnership(ストップ結核パートナーシップ)を通して行われています。
Stop TB Partnershipは世界中で結核を撲滅することを目的に活動を進めており、アジアやアフリカの僻地においても医薬品アクセスを向上させる計画です。その実現のために明治グループは、2020年までに「カナマイシン」が高温多湿の過酷な環境において5年以上の長期保存が可能であることを示すデータを取得する計画であり、今後も高品質な医薬品を安定供給することで結核の撲滅に貢献していきます。

メドライク(Medreich)からユニセフ(unicef)を通じた医薬品の提供

インドのメドライク社は2015年2月にMeiji Seika ファルマ(株)のグループ会社となりました。メドライク社はインド国内に7つの工場とグローバルな販売網を有しており、大手医薬品メーカーの受託製造も行っています。メドライク社の欧州の販売・マーケティングの拠点であるメドライクplcは、ユニセフに抗生物質アモキシシリン(Amoxicillin)を供給し、販売しています。今後もメドライク社はユニセフを通じて医薬品のアクセス向上に貢献していきます。
  • ※ unicef:United Nations International Children's Emergency Fund

社会課題:感染症対策

抗生物質の適正使用に向けた情報提供

薬品事業においては、1946年のペニシリンの開発以来、感染症領域を医療用医薬品事業の中心に据えて、開発、製造、販売を行ってきました。各種感染症に対して抗生物質をお届けするとともに、流行のピークに合わせた情報提供や、医療機関に対し適正使用を推進するための情報提供活動に努めます。

薬剤耐性(AMR:Anti-Microbial Resistance)に関する啓発活動

明治グループの取り組みの一つに、関連団体と協力して行う啓発活動があります。日本製薬工業協会の「AMR スチュワードシップ」のプロジェクトメンバーとして参加し、「Stop AMR」をキーワードにしたポスターと動画を制作しました。医療関係団体にポスターの掲示や動画放映を依頼して一般市民への啓発を図るとともに、医療機関に対しても薬剤耐性に関する情報提供活動を行っています。

新規薬剤・ワクチンの研究・開発

医薬品事業においては、一日でも早く、患者さんに製品が届けられるよう、研究開発を進めています。また感染症領域に携わる企業として、予防・薬剤耐性を含む感染症対策に取り組みます。

β-ラクタマーゼ阻害剤の研究開発

薬剤耐性(AMR)対策はいまや世界規模で取り組む重要課題であり、2019年6月のG20大阪サミットでも討議されました。わが国でも「AMR 対策アクションプラン」が策定され、薬剤耐性菌による感染症に対する新たな予防・診断・治療法などの研究開発推進が謳われています。そうしたなかで、明治グループが開発した新規のβ-ラクタマーゼ阻害剤「OP0595」が、産学官連携による研究開発や創薬の革新を目的とした国家事業(医療研究開発革新基盤創成事業ーCiCLE)に採択されました。「OP0595」は、これまでのβ-ラクタマーゼ阻害剤にない作用を有する特徴を持ち、多剤耐性菌に対しても有効な治療法を提供できる薬剤として期待されています。すでに国内での臨床開発が開始され、海外も視野に入れた研究開発も精力的に進められています。