サステナビリティ推進体制

サステナビリティ活動の強化

明治ホールディングス(株)代表取締役社長CEOを委員長とする「グループサステナビリティ委員会」を設置し、活動を推進しています。本委員会は年2回開催しており、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」におけるKPIの達成に向けた活動の進捗確認やサステナビリティ活動方針の策定などを行うとともに各事業会社の活動成果を共有し、取締役会へ年2回報告しています。また、明治ホールディングス(株)と事業会社のサステナビリティ担当者からなる事務局会議を設置し、毎月開催。併せて、2019年度からは事務局会議に連携する「グループ環境会議」と同列に「グループ人権会議」と「グループTCFD会議」を設置し、各種具体策を検討する体制強化を図り、気候変動に対するTCFDに沿ったシナリオ分析や人権デュー・ディリジェンスなどの取り組みを開始しました。また、グループ全体のサステナビリティ活動をいっそう加速させるために2019年10月に明治ホールディングス(株)傘下に「サステナビリティ推進部」を設置しました。さらに、2020年6月からはサステナビリティの最高責任者としてCSO(Chief Sustainability Officer)を置き、CSOのもとでグループ全体のサステナビリティ活動を統括し、事業活動とサステナビリティ活動の一体化を進めています

サステナビリティ推進体制

イラスト:サステナビリティ推進体制図

2021年度からは、これまで年1回実施していた社外有識者ダイアログを進化させ、年2回開催のESGアドバイザリーボードを新設しました。社外有識者から明治グループの取り組みに対してのアドバイスをいただくとともに、CEO、CSOをはじめとする社内メンバーとの意見交換を行い、さらなるサステナビリティ活動の強化につなげていきます。

ステークホルダー・ダイアログ

アドバイザリーボードメンバー

有識者
(50音順)
小木曽 麻里氏(SDGインパクトジャパン Co-CEO)
末吉 里花氏(一般社団法人エシカル協会代表理事)
ピーター D. ピーダーセン氏(特定非営利活動法人ネリス代表理事、当社社外取締役)
社内メンバー 松田 克也(代表取締役社長 CEO)
松岡 伸次(常務執行役員 CSO)
山縣 洋一郎(執行役員 経営企画部長)
森田 次郎(サステナビリティ推進部長)

有識者プロフィール

写真:SDGインパクトジャパン Co-CEO 小木曽 麻里 氏

小木曽 麻里 氏
SDGインパクトジャパン Co-CEO

プロフィール
インパクト投資、社会起業家支援、インクルーシブビジネスの促進など SDG実現のためのビジネス、特にSDG ファイナンスに幅広く携わる。2021年にはSDGインパクトジャパンを共同設立、ESGエンゲージメントファンドやインパクトファンドの設立に携わる。笹川平和財団では、2017年には国内で初めてのジェンダー投資ファンドであるアジア女性インパクトファンドを設立。世界銀行資本市場部、世界銀行グループ多国間投資保証機関(MIGA)東京代表、ダルバーグジャパン代表、ファーストリテイリンググループのダイバーシティ担当部長(グローバルヘッド)および人権委員会事務局長を歴任。現在、三菱商事(株)および(株)テルモの社外取締役、SMBC日興証券(株)CIOのアドバイザリーボードメンバーを兼任。JICA海外投融資リスクアドバイザリー委員、Mashing Up 財団理事。東京大学経済学部卒業。タフツ大学フレッチャー校修士。

写真:一般社団法人エシカル協会代表理事 末吉 里花 氏

末吉 里花 氏
一般社団法人エシカル協会代表理事

プロフィール
慶應義塾大学総合政策学部卒業。TBS系『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ。2015年にエシカル協会を設立。講座や講演、政策提言、教科書執筆などを通して、エシカルの考え方やエシカル消費の普及啓発に取り組んでいる。中央環境審議会委員、消費者教育推進会議委員、日本ユネスコ国内委員会委員など、政府政策検討委員や企業・自治体などのアドバイザーを務める。慶應義塾大学環境情報学部特別招聘准教授(非常勤)。

https://ethicaljapan.org
写真:特定非営利活動法人ネリス代表理事 ピーター D. ピーダーセン氏

ピーター D. ピーダーセン 氏
特定非営利活動法人ネリス代表理事

プロフィール
1967年デンマーク生まれ、30年以上にわたり日本に在住。2000年からサステナビリティ経営に携わり、多くの日本企業のサステナビリティ戦略支援を行ってきた。2015 年より、世界の若手次世代リーダーを育成する、特定非営利活動法人ネリスの代表理事を務め、2022年6月、当社社外取締役に就任。(株)丸井グループ社外取締役、(株)三菱電機社外取締役も務める。

サステナビリティ推進施策

社員への浸透施策

社員が自社のサステナビリティ活動の方針や考え方を理解することが重要であると考えています。2020年4月からは国内社員を対象にサステナビリティに関するeラーニングを開始、2021年4月からは新グループスローガン「健康にアイデアを」の体現とサステナビリティ活動の理解浸透を目的に、職場単位で「meijiブランド推進リーダー」を設置しました。さらに、2022年4月からは、自分ゴト化推進に関する各種取り組み(オンライン講座、eラーニング、サステナ通信他)を包括的に実施する仕組みとして「meijiサステナカレッジ」を開講しました。2024年度のオンライン講座は延べ3,171人が受講しました。国内社員と海外駐在員、約13,000人を対象に4半期に1度実施したeラーニングは、平均94.5%の受講率でした。こうした施策を通じて、社員一人一人が「サステナビリティが当たり前」になるよう、さらに取り組みを強化していきます。