CEOメッセージ

夢を追いかけ、
meijiと社会の未来を切り開く。

明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO
松田 克也

このたび、明治ホールディングス株式会社の代表取締役社長 CEOに就任いたしました松田 克也です。

これまで私は、株式会社明治の代表取締役社長として、「食と健康」のプロフェッショナルという立場から新たな価値創造に注力するとともに、国内市場の成熟を見据えて海外事業への経営資源のシフトを進めました。

私が最も大切にしている価値観は、「夢を見て、夢を追いかけ、夢を喰う」です。一つの夢に向かって皆で走り抜け、それを実現していくことを表現しています。これを会社という組織にあてはめてみると、個人の夢が会社の夢につながり、会社の夢が社会の夢へと広がっていく。この連なりこそが、これからの時代に企業が存在し続けるために、ますます重要になると感じています。

前中期経営計画から推進してきた「明治ROESG®」では、利益成長とESG評価向上の両立を目指してきました。昨年発表した「2026中期経営計画」では、この取り組みをさらに進化させ、「サステナビリティと事業の融合」をより一層強化していきます。具体的な施策として、食品事業では、低栄養や生活習慣病の蔓延といった社会課題に対し、栄養状態の改善に貢献するさまざまな食品を提供していきます。医薬品事業では、抗菌薬やワクチンの安定供給に取り組んでいきます。また、原材料の調達などサプライチェーン全体の持続可能性をより高めることで、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。

写真:明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 松田 克也

明治グループは創業以来、「栄養報国」の精神のもと「食を通じて社会に貢献する」ことを使命としてきました。創業当時、社会が求めていたのは、命をつなぐための「栄養」でした。しかし時代とともに人々の関心は「健康」へと広がり、私たちに求められる役割も少しずつ変化してきました。そして今、私たちは、「健康にアイデアを」というスローガンのもと、人の健康はもちろん、社会や地球の健やかさを含む、より広い「健康」に貢献できる存在を目指しています。

そのためには、まず社員一人一人の行動を「変える」ことが必要です。行動を「変える」には、意識を変えなければなりません。私自身も、そして他の経営陣も変わっていく覚悟を持ち、失敗を恐れず挑戦を楽しめる、生き生きとした企業文化を築いていきたいと考えています。

写真:明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 松田 克也

これからも、ステークホルダーの皆さまのご期待にお応えできるよう、グループ全体で挑戦と進化を続けてまいります。今後とも、ご支援とご助言をよろしくお願いいたします。

2025年6月

「ROESG」は一橋大学教授・伊藤 邦雄氏が開発した経営指標で、同氏の商標です。