仕事内容について
抗体の探索および構造最適化に向けた分子設計や、
mRNAの創薬に向けた技術獲得を目指す。
バイオロジクス研究室は、競争力のあるバイオ関連技術を開発するとともに、抗体やmRNAを用いた医薬品などの創製および商品化に向けた製造法の確立を目的としています。その中で一グループは、抗体の探索および構造最適化に向けた分子設計や、mRNAの創薬に向けた技術獲得を担っています。私は主に三つの業務を担当しており、その一つ目は抗体調製です。疾患の標的に対する様々な構造の抗体や、モデル予測を用いた物性改善のための抗体を調製しています。二つ目は物性評価です。調製した抗体の抗原親和性や温度安定性などの物性を評価し、候補抗体決定の指標の一つとします。三つ目は細胞構築です。薬理活性評価のため、多様な抗原発現数を呈する細胞株やレポーター遺伝子を発現する細胞株を創製しています。調製した抗体や創製した細胞は新木場ラボで薬理評価してもらい、密に連携を取りながら業務を進めています。