第6回 ESGアドバイザリーボード(2024年)

  • 開催日:2024年1月25日
  • 参加者:
    【社外有識者】
    上垣内 猛氏(株式会社 J-オイルミルズ 取締役専務執行役員 COO)
    小木曽 麻里氏(SDGインパクトジャパン Co-CEO)
    ピーターD.ピーダーセン氏(特定非営利活動法人ネリス代表理事、当社社外取締役)
    【明治ホールディングス株式会社】
    川村 和夫(代表取締役社長 CEO)
    古田 純(取締役専務執行役員 CSO)
    松岡 伸次(執行役員 サステナビリティ推進部長)
    松本 有平(執行役員 CHROグループ人事戦略部長)
    山縣 洋一郎(経営企画部長)

    社名、肩書き等は2024年1月時点のものです。

  • 意見交換
    議題:サステナビリティ2026中期経営計画におけるマテリアリティとKPIの設定について

議題:サステナビリティ2026中期経営計画におけるマテリアリティとKPIの設定について

社会課題を機会と捉えたポジティブなストーリーを描くことが、中期経営計画の実現につながる。

有識者ご意見

  • マテリアリティはビジョンを実現するための道しるべになるものだと思う。提示されたマテリアリティとKPIの案は、非常に精緻に分析した結果だと感じた。価値創造プロセスにある「人・社会・地球のすべてが健康であるよりよい未来を実現」という言葉が明治グループのコミットメントである。これを実現していく意思が伝わるとさらによいと思う。
  • どうしてもリスクの低減に目が行きがちで、機会の創出は後回しになりがちであるが、ポジティブインパクトの創出を考えていくことが、中期経営計画への貢献につながると思う。
  • 食品・医薬品事業を通じた取り組みは、ポジティブな貢献ができる領域だと思う。食品事業のプロダクトやマーケティングの在り方を、機会として捉えることが重要。また、医薬品事業は社会への影響が大きいテーマ。明治グループが実現したい姿を中長期のKPIで打ち出すことができれば、社外からみた明治グループへの期待がより高まると考える。
  • 人財戦略は積み上げ式ではなく、バックキャスティングで考えるといい。2030年のビジネスのあるべき姿を実現するためには、どのような人財が必要なのか。どのようなビジネスのためにグローバル人財や女性が必要なのかということを説明できると納得性が高まる。
  • 人財の世代交代も大きな課題。キャリア開発やサクセッションプランについて検討することが、サステナビリティと事業の融合につながる。
  • 環境に関しては、自然資本にまつわる先端的なテーマを入れるべきではないか。定量的な目標設定が難しい場合は定性的な目標でもよいと思う。

明治グループの事業の強みを活かした取り組みや、将来をしっかりと見据えた人財戦略・環境への取り組みを通じて、サステナビリティへのポジティブな貢献を打ち出すことが重要だと改めて確認することができました。今回いただいたご意見を踏まえ、マテリアリティとKPIの最終化を図っていきます。

サステナビリティ2026中期経営計画のマテリアリティおよびKPIについては、現在検討中のため、決定後に公開する予定です。

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