子どもの誤嚥や窒息事故のメカニズム解明に嚥下シミュレータSwallow Vision®を活用
2021年9月17日
(株)明治は、消費者庁消費者安全課からの委託に基づき武蔵野赤十字病院と共同実施した子どもの気道閉塞シミュレーション結果について、2021年8月19~21日に開催された「第26・27回 合同学術大会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会」にて発表しました。
【発表した内容の結果概要】
- 豆の一粒でも破片でも誤嚥や窒息事故が起こりうる(図1)。
- 気管内に侵入した豆は右の気管支を閉塞し、臨床的な所見※1と一致していた(図1)。
- 豆を口に含んで走る、転がるといった行動をした場合、気道閉塞を引き起こしやすくなる(図2)。
(株)明治は2021年6月に"栄養"についての考え方や向き合い方を示した「明治 栄養ステートメント」を策定しました。この「明治 栄養ステートメント」では、"栄養"を、(株)明治が提供する商品や情報、サービスの全てと捉え、さまざまな付加価値をのせた多様な"栄養"を提供することで、お客さま⼀⼈一人の健康と人生の充実への貢献を目指しています。Swallow Vision®に代表される食品を摂取するプロセスに関する研究もこの考えにもとづいた取り組みの一つです。
今後もこのような研究に取り組むことで、お客さまに寄り添う情報・サービスを "栄養"の一つとして提供し、お客さま⼀⼈⼀⼈の健康と人生の充実に貢献してまいります。
●Swallow Vision®とは
(株)明治と武蔵野赤十字病院が共同開発した世界初の4次元嚥下コンピューターシミュレーションシステムです※2 ※3。通常見ることができない飲み込む時の身体の動きと食品の流れを、コンピューター上でリアリティのある画像として見ることと、仮想の実験(コンピューターシミュレーション)ができます。
栄養ステートメント