プラスチック製物流資材のリサイクル循環を開始

循環型社会

2021年7月14日

(株)明治は、プラスチック使用量の削減を目的に、ヨーグルトや牛乳などの保管・輸送に使用するプラスチック製物流資材(クレート:主に輸送時に商品を保管するトレー)のリサイクル循環を構築し、2021年4月より順次運用を開始しました。

プラスチックごみによる海洋汚染の社会課題解決に向け、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」のもと、プラスチック資源循環に対する取り組みを推進しています。

この度新たな取り組みとして、プラスチック製物流資材の製造・販売を行う三甲株式会社と連携し、2021年4月よりクレートのリサイクル循環の運用を開始しました。この循環は、(株)明治の破損・劣化したクレートを三甲株式会社にてリサイクル材に加工後、リサイクルクレートの製造を行い、再び使用する循環です。これにより、2030年度までに物流資材のプラスチック使用量を516トン削減できる見込みです。

● これまでの物流におけるプラスチック削減の取り組み
2015年度~:破損や劣化などで使用できなくなったパレット※1の100%リサイクル
2019年度~:パレットの軽量化
上記の取り組みにより、2015年度から2020年度の6年間で、物流資材のプラスチック使用量を合計1,850トン削減しました。

※1商品の保管・輸送に使用するプラスチック製の荷役台

パレット

こうした取り組みに加え、シートパレット※2、ストレッチフィルム※3などの物流資材についてもリサイクル循環の検討を進めていきます。

  • ※2積載効率向上のための薄型パレット
  • ※3商品の保管・輸送の際の荷崩れ防止のために使用するフィルム

明治グループでは、今後もサプライチェーンすべての工程においてプラスチック削減の取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。