小田原工場で「酒匂川水系のメダカ」を飼育

生物多様性

2022年11月2日

Meiji Seika ファルマ(株)小田原工場では、2022年6月より「酒匂川水系のメダカ」の飼育を開始しました。

「酒匂川水系のメダカ」とは、小田原市 桑原の酒匂川流域で見られる黒メダカのことで、神奈川県版のレッドリストから絶滅危惧IA類に選定されています。小田原工場では「生物多様性保全のために私たちができること」を調査する中で、「酒匂川水系のメダカ」を知り、地域固有の遺伝子を持つメダカの保護のために神奈川県小田原市の環境保護課が実施している里親募集へ応募しました。

「酒匂川水系のメダカ」の稚魚
小田原市環境保護課の方々と

2022年6月に小田原市環境保護課よりメダカ26匹を譲り受け、飼育を開始しました。産卵も順調に行われ、7月には稚魚が生まれ、現在では約100匹を超えるメダカがすくすくと育っています。元気に育った“新生”酒匂川水系のメダカの一部は、今後小田原市へ里帰りさせる予定です。

また、メダカの飼育にあたり、従業員が自ら水槽のカバーのデザイン・作製や稚魚のための水槽の寄付、飼育の手伝いを行うなど、従業員同士のコミュニケーションの輪も広がっています。

明治グループでは「明治グループ生物多様性保全活動ポリシー」を掲げており、生産拠点と近接する生物多様性重要エリアにおいてレッドリストに掲載されている絶滅危惧種や崩壊の危機に瀕している生態系の保全に努めることをうたっています。

この活動を通して近隣の生物多様性の保全に貢献するとともに、従業員の生物多様性の重要性を学ぶ機会の創出とコミュニケーションの活性化につなげていきます。

手作りのメダカ飼育場所
従業員の癒しスポットになっています!