サステナブルな酪農の実現に貢献する取り組み「道東カーボンファーミング研究会」を設立

脱炭素社会

2023年10月19日

明治グループは、酪農・乳業における温室効果ガス(Green House Gas 以下、GHG)排出量削減につながる取り組みの推進に向け、一般社団法人道東SDGs推進協議会※1と「道東カーボンファーミング研究会(以下、道東CF研究会)」を設立しました。本研究会では、生乳生産量が日本一の北海道別海町をフィールドとして、「カーボンファーミング」※2の評価・研究・実践を推進し、酪農におけるGHG貯留量増加などによるサステナブルな酪農の実現を目指します。まず初めの取り組みとして、2023年9月には、一般社団法人道東SDGs推進協議会メンバーの牧場における土中炭素貯留量の調査を開始しました。
また、明治グループを含む道東CF研究会メンバーは、北海道農政部が北海道農業の脱炭素化に向けて、生産者をはじめ産学官金など、幅広い分野の関係者が集う情報交換と協働の場として設立(2023年5月25日)した「北海道カーボンファーミング推進協議体」※3にも参加しています。同協議体を通じて北海道全体への普及拡大も期待されています。

詳細はこちらのリリースをご覧ください。

リリース

明治グループは、これからもサステナブルな酪農の実現を目指し、酪農業におけるGHG排出量削減に向けて、さまざまなパートナーと共に取り組みを一層強化していきます。

<道東CF研究会 構成メンバー>

  • ※1日本の生乳生産のカギを握る道東エリアにて、2018年に地域へのSDGsの普及啓発を担う有志が集う任意団体として設立。2023年6月、活動のさらなる発展を目指し、一般社団法人化。
    ・所在地:
    北海道野付郡別海町中春別307番地の2
    ・代表者:
    会長 中山 勝志(有限会社中山牧場 代表取締役会長)
    事務局長 山本 照二(養老牛山本牧場 代表取締役)
    ・設立:
    2023年6月
  • ※2大気中のCO2を土壌に取り込んで、農地の土壌の質を向上させGHGの排出量削減を目指す農法。2021年には欧州委員会がカーボンファーミングの普及のためのスキーム作成について2018年から2年間実施した調査研究の成果を発表するなど、農林畜産業におけるGHG排出量削減・吸収活動として注目されています。
  • ※3「北海道庁「北海道カーボンファーミング推進協議体」