くまもと地下水財団 地下水保全顕彰制度において「最優秀グランプリ」受賞
2025年2月28日
公益財団法人くまもと地下水財団が実施する令和6年度(2024年度)地下水保全顕彰制度において、KMバイオロジクス(株)が「最優秀グランプリ」を受賞しました。
地下水保全顕彰制度は、公益財団法人くまもと地下水財団が熊本地域における地下水保全活動を行う事業者・団体の諸活動を顕彰し、その活動を広く周知することで、さらなる地下水保全活動の推進を目的とした制度です。ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階でランク付けがされ、3年に1度、ゴールド認定企業・団体の中から「最優秀グランプリ」が選ばれます。
KMバイオロジクス(株)は、医薬品の生産に地下水を多く使用することから、環境負荷低減活動の一環として、2005年から継続的に白川中流域での水田湛水事業をはじめとする地下水保全活動に取り組んできました。その結果、2019年度の顕彰ではブロンズ、2020年度にはシルバー、2021年度にはゴールドに認定されています。
今回の「最優秀グランプリ」受賞においては、これまでの地下水保全および環境保全活動の継続と、それをさらに発展させた取り組みが高く評価されました。審査対象となった2023年度の水田湛水事業において、KMバイオロジクス(株)の地下水涵養量は地下水採取量の約70万トンを上回り、年間約80万トンに達しました。2024年度には年間約120万トンを超える見通しです。
また、発展的な取り組みの一例として、菊池研究所敷地内にある、明治グループ自然保全区 くまもと こもれびの森において、明治グループの社員とその家族を対象に、生物多様性や地下水保全について体験的に学ぶイベントを年間3回開催しています。地下水涵養の役割を持つ森での生き物の観察や希少生物の保全活動を通じて、未来に向けたサステナブルな地下水保全を継続しています。
今後も水資源の確保を重要な社会課題と認識し、熊本の豊かな地下水の保全に貢献していきます。



(左:大西熊本市長、右:KMバイオロジクス(株) 永里社長)