がん経験者さんやそのご家族の声を聴く「がんサバイバー・トークセッション」を開催
2025年7月4日
明治グループは、サステナビリティ2026ビジョンのテーマの一つとして「こころとからだの健康に貢献」を掲げ、食品や医薬品の提供を通じた取り組みを推進しています。
最近は、疾病における患者さんの治療だけでなく、精神的なサポート、家族への支援、生活の質の向上や社会的ニーズへの対応なども含めた「包括的ケア」が重要視されています。
この包括的ケアの実現に向けた社員向けのイベントとして、今般、がん経験者(サバイバー)やそのご家族の声を聴く「がんサバイバー・トークセッション」を開催しました。
<開催主旨>
病気と向き合っている患者さんやサバイバー、ご家族の経験に触れることにより
- 病を「治療の対象」ではなく、「人生のイベントのひとつ」として理解する
- 罹患者ご本人や周囲の方の、苦労や困っていることについて知る
- 病態だけでなく、「病と向き合うこと」に関する心や感情について理解を深める
- 業務の使命感や納得感と誠実性の向上につなげるきっかけとする
■日時:2025年5月26日
■登壇者:がんサバイバー3人、がん患者家族2人(社員4人、社外1人)
■内容:パネルトーク
①私の経験 ②困ったこと ③これからのこと ④伝えたいこと ⑤挑戦していること
■参加人数:明治グループ社員約110人
登壇者からは、自身の罹患経験や病状・治療の経過だけでなく、告知時の心の動き、職場、家族や周囲の方への伝達、治療中に感じたこと、苦労や葛藤、人生観・死生観の変化、今後挑戦したいことなど、多くのことが語られました。
また、参加者からは下記のコメントが寄せられました。
- 患者さんご自身の視点と、患者さんを支える家族の視点で、生の声を聴ける貴重な機会となった。
- 実際の体験談ということもあり、話に説得力があった。
- 今まで以上に、会社としてやれることをしっかりやっていきたいと決意を新たにした。
- 当事者の立場、家族の立場からリアルな声を聞くことができ、とても貴重な機会だと感じた。包み隠さず生の声を聞かせてもらえてよかった。医療に携わる企業として、もっと多くの人が知るべきだと思った。
- 命の重みを改めて感じた。大変な状況の中、力強く生きていらっしゃる皆さまに力をいただいた。
- 実体験を聞かせていただくことで、健康に関わる企業グループとして、命を守るという大きな使命を持っていることを肌で認識することができた。
明治グループは、今後も患者さんやご家族の心や感情への理解を深める活動を通じて、世界の人々のこころとからだの健康に貢献していきます。

