開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム「児童労働の撤廃に向けたセクター別アクション」に賛同表明
2022年10月28日
明治ホールディングス(株)は、国際協力機構(JICA)が事務局を務める「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」への会員登録と「児童労働の撤廃に向けたセクター別アクション」への賛同を表明しました。
明治グループでは、日本を代表するチョコレートメーカーの責務として児童労働の撤廃に向けた取り組みを実施してきました。2021年には、カカオ生産地での児童労働・強制労働撤廃を目指すNPO「International Cocoa Initiative (ICI)」に日本企業として初めて加盟し、課題解決の促進に取り組んでいます。
今回、児童労働の撤廃をさらに推進すべく、本アクションへの賛同を表明しました。会員の皆さまとの協働によるアクションの実践を通じて、カカオ産業における児童労働撤廃に向けた取り組みの加速および拡大を推進していきます。
■「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」とは
社会的・経済的・環境的に持続可能なカカオ産業(サステイナブル・カカオ)の実現を目標に、JICAが事務局となり2020年1月に設立されました。農家の貧困や森林減少、児童労働などカカオ産業の抱える社会課題の解決に向け、多様な関係者が共創・協働するための「場」を提供しており、食品メーカー、商社、コンサルティング企業、業界団体やNGOなど48の企業・団体と、94人の個人が参加しています(2022年9月20日時点)。その中で、特に児童労働の撤廃を目指す企業やNGOが中心となって策定したのが、「児童労働の撤廃に向けたセクター別アクション」です。
また、明治グループは2006年より独自のカカオ農家支援活動「メイジ・カカオ・サポート」開始し、現在9カ国で実施しています。栽培方法やカカオ豆の発酵法などの技術指導、栽培に必要な苗木センターの開設によるカカオ農家の生産性および収益性向上の支援、井戸の整備や学校備品などの寄贈を通じた教育支援など、現地農家に寄り添うことにより、持続可能なカカオ生産の実現を目指して継続的に取り組んでいます。
【参考情報】