次の100年をつくる
企業であるために
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2000年代を超え、情報通信技術の発達などを背景に世界はグローバルにつながっていきます。企業も、原材料の調達や製品の製造、販売においてさまざまな国や地域と関わりを持つようになりました。そうした中、環境・社会的課題の解決に向けて企業にかかる期待もまた大きくなっています。
明治グループはそうした中で、目指すべき姿を「『食と健康』で一歩先を行く価値を創造し、日本、世界で成長し続ける」と位置付け、その実現に向けた取り組みを続けています。
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共同持株会社「明治ホールディングス株式会社」を設立し、
明治製菓株式会社・明治乳業株式会社が経営統合
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健康・栄養医薬品
「オラペネム」発売
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標準の治療薬では対処が困難な小児感染症に適用できる世界初の経口用カルバペネム系抗生物質。
飲みやすいようイチゴ風味にするなどの配慮もなされた
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明治グループ内事業再編により、食品事業会社「株式会社 明治」、
薬品事業会社「Meiji Seika ファルマ株式会社」発足
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グローバル食品
中国・アジアでの増産体制整備アジアでの展開をさらに強化
2000年代の中国・アジア圏は大きく人口が増え、食品需要が増大。また所得上昇などを背景に、日々の楽しみとしてのお菓子の存在感も増していました。こうしたニーズに対応するため、中国を中心に製造・販売の拡大を図っています。
2011年には上海で乳製品市場に参入。2012年には中国でのアイスクリーム生産を強化しました。アイスクリームは、中国国内で以前から販売してきたものですが、都市化の進展や所得上昇を背景に急速に需要が増えていた商品です。さらにシンガポールやインドネシアでも商品ラインナップの拡大や生産設備の強化を図り、多くの人々に商品を届けられるよう体制を整えていきました。
2021年には、日本ではおなじみとなった「明治プロビオヨーグルトLG21」、「明治プロビオヨーグルトR-1」の販売も開始し、プロバイオティクスヨーグルト市場の開拓も進めています。
2024年1月より明治グループ初となる乳製品と菓子のノウハウを活かす複合工場 明治食品(広州)有限公司の稼働を開始し、シナジー効果の創出を目指します。 -
中国市場向けに販売している乳製品。
現地向けの商品名やパッケージで展開
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健康・栄養食品イノベーション
「ザバスミルク」発売
消費者の健康づくりへの関心が高まる中、日常的な軽い運動をする方に向けて、飲料タイプの2品を発売。現在では「ザバスMILK PROTEIN」としてプロテイン飲料市場をけん引しています。
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発売当初の「ザバスミルク」
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医薬品グローバル健康・栄養
メドライク Limited(インド)をグループ傘下にジェネリック医薬品に注力
日本国内で急速にジェネリック医薬品への需要が高まるなか、株式会社 明治ではこの生産能力、コスト競争力の強化に取り組みます。その一環として実施されたのが、Meiji Seika ファルマ株式会社によるメドライク社の完全子会社化でした。インドに本社を構え、世界各地で医薬品を販売していた同社は高い生産能力と高レベルの品質管理体制を併せ持っており、日本市場へジェネリック医薬品を安定供給する助けになると考えてのことでした。
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メドライク社本社
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食品
株式会社 明治は東京2020オリンピック・パラリンピックゴールドパートナー(乳製品・菓子)契約を締結
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Meiji Dairy Advisory 開始
後継者や働き手の不足が酪農経営の課題となる中、全国の酪農家への経営支援活動「Meiji Dairy Advisory」を開始。
詳細はこちら
持続可能な生乳生産への貢献を目指し、取り組みを進めています。 -
Meiji Dairy Advisory
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生物学的製剤(ワクチン等)の研究・開発・製造・販売会社
「KMバイオロジクス株式会社」連結子会社化
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meiji
ワクチン開発に本気です
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2018年、熊本でワクチンを製造しているKMバイオロジクス株式会社が明治グループに加わりました。KMバイオロジクス株式会社はインフルエンザワクチンをはじめ、さまざまなヒト用・動物用ワクチン開発を手掛け、明治グループは感染症の予防から治療までを行うビジネスモデルを確立しました。
感染症により人類はこれまで幾度も危機的状況に直面してきました。近年では新型コロナウイルス感染拡大を背景に、ワクチンによる感染予防の重要性が改めて注目されています。
こうした中で、明治グループはワクチンの安定供給、新たなワクチンの開発にも力を注ぎ、感染症の予防と治療の両面から人々の健康に貢献することを目指しています。 -
KMバイオロジクス株式会社は季節性インフルエンザのワクチンを供給するほか、新型インフルエンザのワクチンも開発、供給する
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健康・栄養イノベーション研究開発体制
「価値共創センター(現:ウェルネスサイエンスラボ)」設立
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「明治グループ2026ビジョン」で健康価値領域での新たな挑戦を重点方針に設定。
これに伴って、新研究所「価値共創センター(現:ウェルネスサイエンスラボ)」を設立した
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グループスローガン刷新
「健康にアイデアを」食品と医薬品の知見を融合し、「健康」というフィールドでこれまで以上に活躍していくことを目指し、グループスローガンを「健康にアイデアを」に刷新。
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食品イノベーション
栄養ステートメント 策定
meijiグループは100年以上にわたり、「栄養報国」の精神で、栄養を提供してきました。これからの100年も、栄養でより一層、日本のみならず世界に貢献していくために、株式会社 明治が提供する栄養の考え方を明文化し、『明治 栄養ステートメント』を定めました。すこやかで充実した人生を送る喜びが多くの生活者から生まれ、身近な人、コミュニティ、そして社会全体でその喜びを分かちあえる世界を目指します。
2023年には、食品の栄養価値を科学的に評価する仕組みである明治栄養プロファイリングシステム(Meiji NPS)を策定しました。将来的にはMeiji NPSによって評価した各商品の栄養価値や食べ方に関する情報をお客さまに提供し、より良い商品選びをサポートできるよう努めてまいります。 -
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「明治アニマルヘルス株式会社」設立
KMバイオロジクス株式会社とMeiji Seika ファルマ株式会社がそれぞれ保有していた動物薬事業をさらに強化・成長させることを目的とし、動物薬事業の新会社「明治アニマルヘルス株式会社」を設立。
研究開発体制 -
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「Meiji Seika ファルマテック株式会社」設立
30年以上にわたり高品質な医薬品製剤を安定供給してきたMeiji Seika ファルマ株式会社の小田原工場の機能を承継した「Meiji Seika ファルマテック株式会社」設立。独自の専門性・技術優位性に加えて、コスト競争力を高めることで安定供給等の社会課題解決に貢献します。
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健康・栄養医薬品
新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチン(レプリコン)発売
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