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森林の保護・回復を目的とした
世界的パートナーシップ、
「Cocoa & Forests Initiative」に参画 -
2017年より、カカオ農園拡大に伴う森林破壊をなくし、
森林の保護・回復を目的としたパートナーシップが
世界カカオ財団などの協力によって設立されました。
それが、「Cocoa & Forests Initiative(CFI)」です。
明治を含めた、世界で流通するカカオの約85%を占める
カカオ・チョコレート関連企業33社、
最大のカカオ生産国であるコートジボアールと
ガーナ両国政府が参画しています。
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2019年3月4日にCFIは、
3つのテーマの活動計画を
発表しました。
明治ではテーマに基づいて、2018~2022年の5カ年計画を策定。「メイジ・カカオ・サポート」の一部として、ガーナ政府や関連団体と協力しながら、森林保全に取り組んでいます。
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森をつくる農業、
「アグロフォレストリー農法」の
推進
チョコレートの原材料であるカカオの生産は、森林伐採による自然環境破壊や生物多様性の損失という重大な社会課題を抱えています。
明治では、10年以上に渡り、カカオ豆の共同品質研究を行うブラジル・トメアスーのカカオ農家とともに森をつくる農業「アグロフォレストリー農法」に取り組んでいます。 -
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「アグロフォレストリー農法」とは?
アグリカルチャー(農業)とフォレストリー(林業)をかけ合わせた造語です。森林伐採後の土地に自然の生態系にならった多種の農林産物を共生させながら栽培する農法です。自然へのダメージが少なく、持続的に長期間の土壌利用が可能になります。


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〈アグロフォレストリーミルクチョコレート〉
アグロフォレストリー農法で作られたブラジルトメアスー産カカオ豆をカカオマス中に使用。持続可能な農法の応援、農家の人々の安定的な生活を支えます。
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ガーナ国内の4地域87コミュニティで活動を展開しました。
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アグロフォレストリーや農業生産工程管理(GAPs)などについて、3,447農家に指導を行いました。
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127,926本のカカオ苗木を配布して、農園の再生を支援しました。
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カカオ農園に10,000本の多目的樹木と、農園の外に2,000本の木を植えました。
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カカオ苗木のナーサリーを設立しました。
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苗木育成、カカオ農業、日常生活のための井戸を2つの村に寄贈しました。
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トレーニングクラスに参加した農民たち
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寄贈した井戸
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アグロフォレストリー・システムや農業生産工程管理(GAPs)を含む、気候変動にも適応できるカカオ生産についての指導を、保護区以外の191農家に実施しました。
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生産性の高いカカオの苗木センターを開設しました。
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生産性の高い3,525本の苗木を農家に配布して、カカオ農園の再生を支援しました。
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苗木の育成、カカオ農業や日々の生活に使う水を得るための井戸を5つの村に建設しました。
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農園でのトレーニング
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建設した貯水タンク付きの井戸
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アグロフォレストリー、農業生産工程管理(GAPs)などに関する指導を2,548名の農家に実施しました。
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アグロフォレストリーにより森林の修復を図るために、112,860本の苗木を配布しました。
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カカオの苗木センターを10か所設置して、生産性の高い品種の苗木を育て、71,933本を配布しました。
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トレーニングスクール
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苗木センター