株主優待の寄贈レポート

株主優待　寄贈結果のご報告および取材レポート（2023年3月期）

寄贈結果のご報告

明治ホールディングスでは、株主さまの日頃のご支援、ご愛顧に感謝し、株主優待を実施しております。また、株主さまのご意志により優待品の送付に代えて同等品を福祉団体等へ寄贈する｢寄贈選択制度｣を今年度も実施いたしました。

今年度は、東日本大震災をはじめとする各被災地復興支援団体および全国の障がいのある児童の支援団体等、合計280団体へ、認定特定非営利活動法人日本NPOセンターを通じて寄贈を実施いたしました。

今年度実績
寄贈にご賛同いただきました株主さま	2,019名
株主さまから寄贈いただきました相当金額	620万5,500円

※明治ホールディングスからもほぼ同額相当分を寄贈し、合計1,242万円相当分の当社グループ製品を寄贈いたしました。

東日本大震災や豪雨等で被災されたみなさま、関係者のみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。
また、ご賛同いただきました株主のみなさまのお気持ちに、心より感謝申し上げます。

寄贈先取材レポート

今年度も、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、会社よりオンラインでお話を伺いました。多くの寄贈先の中、4つの団体にご協力いただきましたので、ご報告いたします。

特定非営利活動法人しずおか共育ネット（静岡県静岡市）
（2022年10月19日取材）

2012年にお子さまたちの居場所づくりをと活動スタートした『しずおか共育ネット』。普段は学校生活の悩みを相談できるカフェの運営や、将来について一緒に考えるワークショップ等を開催しています。2021年7月に熱海市で発生した深刻な土石流災害においては、被災したお子さんたちのための居場所づくりに取り組み、3時のおやつに明治のお菓子をご活用いただきました。また2022年9月の台風災害における物資配付会の時にも、株主さまから寄贈いただいたチョコレート等を配られ、「被災後に落ち着ける時間があまりない子どもたちが笑顔になれる瞬間をつくって下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。」とおっしゃっていただきました。

特定非営利活動法人奏海の杜（宮城県登米市）
（2022年10月20日取材）

2022年3月11日に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた南三陸町において、同年6月から活動を開始した『奏海の杜』。復興支援活動の中、障がいのあるお子さんたちの日中活動の居場所づくりからはじめ、当時は高齢者や不登校支援も実施していましたが、現在は障がい者支援を中心に活動をされております。過疎地域に指定されているこの地域では高齢化も進み、最近はイベントを開催しても来場者は少なかったようですが、この度株主のみなさまから寄贈いただいたお菓子を活用したイベントを開催したところ、大変盛況でみなさんに喜んでいただき、『お菓子の力は偉大！』と感じられたとのことでした。

特定非営利活動法人ぐりっとら（和歌山県和歌山市）
（2022年10月25日取材）

和歌山市には障がいのあるお子さんたちが遊べる場所が少ないという視点に立ち、個々の成長を促し、将来につながる活動ができたらと模索していたところ、短期間に20家族ほどのご家族が集まり、2010年より『ぐりっとら』の活動が始まりました。障がいのあるお子さんたちにも、デイサービス以外に様々な活動の場や機会の提供をという思いのもと、月2回身体を動かして楽しみながら心身の安定を促す体操教室や音楽を使ったミュージック・ケア教室等を開催しています。また親御さん同士がつながることができる交流会、その他イベントの開催等を通して、障がいのあるお子さんとそのご家族が社会参加できる地域づくりを目指されています。

特定非営利活動法人糸（鳥取県倉吉市）
（2022年10月26日取材）

鳥取県で療育に力を入れている団体が少ないというところから、2020年に発足した『糸』。「福祉については素人で始めました」とおっしゃる代表ですが、現在では個性はもちろん、幼い頃からの適切なかかわりを大切にしたいという考えのもと、お子さんたちとのコミュニケーションに力を入れて活動されています。代表は古民家を購入して自らリフォームをし、お子さんたちからの要望にあわせて『遊び場』を少しずつ改良されてきました。オンライン取材でも『遊び場』を映されてご説明をいただき、ご自身も楽しみながら活動されている様子がうかがえました。取材の数日後、ハロウィーンに代表自らカボチャに扮し、株主さまからご寄贈いただいたお菓子を配付して、大変盛り上がった様子のご報告をいただきました。